「リリーフ」とは

そもそもリリーフとは、日本語に訳すと救済や解放という意味になります。野球におけるリリーフの定義とは、先発ピッチャーを救済するポジションということになります。

リリーフを大きく分けると、中継ぎと抑えの2つに分類されます。

しかし、現代の日本のプロ野球においては、各場面ごとに役割がさらに細分化され、様々な名称で呼ばれるようになりました。

抑え

味方がリードしている場面で9回(最終回)に登板することが多く、試合の最後を締めくくる役割を果たし、守護神やクローザーとも呼ばれます。

また、抑えが3点差以内で勝っている試合の最終回を締めくくるという条件を達成するとセーブという記録がつき、セーブが多い抑えほど、僅差の試合をピシャリと締めているということになります。

セットアッパー

抑えが9回(最終回)だとすれば、セットアッパーは先発と抑えの間(主に8回)を締める役割です。

現代野球は投手の分業化が進み、先発が9回まで1人で投げ切る完投型のピッチャーが減少し、先発が6回~7回で降板するケースが多くなりました。抑えまで無失点で切り抜けたいという場面でこそ、セットアッパーの力が必要となります。

ピンチに強いという適正があり、かつ抑えと同等の力を必要とされるため、やはりチーム内でもトップクラスのピッチャーが抜擢されるポジションと言えます。

ちなみに、セットアッパーがピンチを抑えた際には、大量失点、いわゆる炎上を未然に防いだことから火消しと呼ばれます。

ワンポイント

1回ではなく、打者1人に対して登板するリリーフです。これは、特定の相手バッターに対して、あえて苦手なピッチャーをぶつけるといった作戦です。

例えば、野球の理論の1つに左バッターは左ピッチャーに弱いというものがあります。バッターが左打ちで強打者だった場合、あえて左ピッチャーをぶつけるという場面は多く見られます。また、左右関係なく過去のデータを基に苦手なピッチャーを抽出し、相手バッターにぶつけるといった場面もあります。

ロングリリーフ

先発が序盤で打たれてしまい、早々に交代を言い渡された時や、ケガ等の予期せぬアクシデントにより交代を余儀なくされた場面で登板します。

例えば、先発が3回で降りた場合、セットアッパーが投げることの多い7~8回までの長い回をつなぐリリーフという役割から、ロングリリーフの名で呼ばれます。

抑えやセットアッパーのように、毎試合1回~2回だけ抑えればいいわけではなく、かといって先発ローテーションに組み込まれ、自分の登板日だけ投げるわけでもないので、状況に応じて柔軟な対応が求められます。

敗戦処理

先発が序盤で打たれるどころか打たれすぎてしまい、チームが勝ちを諦めた際に試合のつなぎとして登板するのが敗戦処理です。

しかし、敗戦処理専用として1軍にいるピッチャーはほぼいません。なぜなら、早々に勝ちをあきらめる場面がごく稀で、そのためだけにピッチャーを立てるほど、どのチームも選手の枠に余裕がないからです。

ではどういったピッチャーが事実上の敗戦処理を担うのかというと、1軍での登板経験を積ませたい若手ピッチャーもしくは一流選手であるがケガやスランプ後で調整登板をしたいピッチャーなど、他の意向がセットになった投手が多い傾向にあります。

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