車いすフェンシングとは

車いすを固定した状態で競技を行う車いすフェンシングは、一般のフェンシングと同じ剣や防具を使用する。かけ引きとスピード感が魅力で、ルールも一般の競技規則に準じる。胴体のみを突く「フルーレ」、上半身を突く「エペ」、上半身を突き、斬る「サーベル」の3種目が実施されています。
また、剣や防具などの用具は一般と同じものを使用します。
相手との距離が近いので気が抜けず、強い集中力や精神力が求められる過酷な競技。フットワークによる駆け引きが使えない分、剣さばきの速さや巧みさがカギになるといわれています。また、剣を持たないほうの鍛え上げた腕にも注目。車いすのアームレストをつかんで体を支え、攻撃時には目いっぱい伸び、防御の時はたたまれ、上半身を激しく動かし、剣さばきを助けます。

ルール

1.競技種目は男女ともフルーレ・エペ・サーブルの三種目、個人戦・団体戦を行う。

2.車いすを固定するピスト
①車いすの両タイヤを留め金で固定
②前輪はピスト前面の内側に触れる位置
③全ての車輪はピスト上にあること
④競技前の「距離の計測」に際して、三種目においてフェンサーの腕の長さに対応して調整しやすいもであること
⑤種々の車いすの幅に対応して調整しやすいものであること 

3.障がい者フェンサーの安全のために、規定を厳格に遵守する。着用するユニフォームは安全基準に合格したものでなければならない。

4.車いすには最高10cmまでの高さのクッションが使用できる。

もっとありますが、観戦するうえで知っておくとよさそうなものを抜粋させていただきました。     

得点について

3種目ともに、予選のプール戦は4分間(実働)5トゥッシュ(突き)とする。
エリミナシオン・ディレクト(トーナメント)戦及び決勝戦は9分間(実働)。3分ごとに1分間の休憩を与える15トゥッシュとする。全ての試合において、タ イムアップ時に同点である場合、優先権を決定するための抽選の後、1分間の延長戦を行う。延長戦で有効な突きがあり勝者が決定した場合のスコアは、5本勝 負はV-4、15本勝負はV-14となります。

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