レッドカードとイエローカードの基準とは
今シーズンのJリーグは開幕から多くのカードが飛び交っていますね。
今一度カードの基準をおさらいしておきましょう。
イエローカードをもらう反則
反スポーツ的行為
選手に危険を及ぼすラフプレー、ファールされていないのに倒れて主審を欺くようなシミュレーション、服を引っ張ったりすることなどは、反スポーツ的行為に当たるもの。
過度な言動での異議
主審が下した判断に対して、過度な言動での異議。
プレーの再開を遅らせる行為
勝っているチームが、わざと時間を稼ぐために、主審がプレーを止めた際にボールを遠くに蹴ったり、セットプレーの際にたっぷり時間をかけてボールを蹴ったりする行為は、プレーの再開を遅らせたという判断になり、遅延行為としてイエローカードが提示されます。
主審の承認なくフィールド内外に出入りする
インプレー、アウトプレーに関わらず、主審のみが選手のフィールド内外での出入りする権限を持っているため、許可なく出入りした場合は、反則の対象となります。
レフェリーレビューエリアに入る
主審がプレーの確認を行う際に使用するVARのレフェリーレビューエリアに侵入することもイエローカードの対象になります。
選手がVARの要求を過度に示す
選手が主審に対して、過度にVARの要求を示すことも、イエローカードの対象です。
同じファールを何度も繰り返す
例え、危険ではないファールであっても、何度も同じファールを繰り返した選手には、警告としてイエローカードが提示されます。
セットプレーの際に規定の距離を守らない
コーナーキックやフリーキック、スローインの際に主審に注意されながらも、規定の距離(コーナーキック、フリーキックは9.15m、スローインは2m)を守らず、繰り返し侵入した選手には、警告としてイエローカードが提示されます。
レッドカード(一発退場)をもらう反則
著しく不正なプレー
スパイクの足裏を見せるなどの粗暴なプレーは、故意でなかったとしても一発でレッドカードが提示されます。
乱暴な行為
殴ったり、蹴ったりなどの乱暴な行為は、相手選手だけでなく、味方選手やサポーターに対しても関係なく、レッドカードが提示されます。
人に対して噛んだり、つばを吐く行為
試合中に、人に対して噛んだり、つばを吐いたりする行為も一発で退場処分です。
GK以外の選手の決定機阻止によるハンド
そのままだとゴールになる場面で、GK以外の選手が手や腕を使って阻止した場合は、レッドカードの対象です。
決定的な得点機会をファールで阻止
決定的な得点機会で、守備側の選手が人数も少ない場合に、ファールで阻止をした選手は、悪質なプレーとみなされ、一発退場となります。
これは、あくまで「決定的」な得点機会の阻止なので、主審の裁量によっては、イエローカードで済む場合もあります。
侮辱的や差別的、または下品的な発言や身振りをした場合
サッカーは、スポーツマンシップを尊重しているので、相手を侮辱したり、差別的な発言や身振りは一発退場です。現在では、多くのカメラで試合を撮っていることで、問題視されやすく、試合中に処分されなかったとしても、後に出場停止や罰金になることもあります。
ビデオオペレーションルームに侵入する
ビデオオペレーションルームに選手が入ることを禁じており、もし侵入した場合は、一発退場となることが決められているそうです。
1試合で2枚目のイエローカードをもらう
同じ試合で2枚目のイエローカードを貰うと、レッドカードとなり、退場となります。
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