サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は、インドで開催されている来年のワールドカップの予選を兼ねたアジアカップの準々決勝でタイに勝利し、9大会連続のワールドカップ出場を決めました。

1次リーグを首位で通過したなでしこジャパンは30日の準々決勝でタイと対戦し、7対0で快勝。ベスト4進出を決めました。

この大会でオーストラリアを除いて5位までに入ればワールドカップの出場権を獲得となるので、この勝利で、9大会連続となるワールドカップ出場権を獲得することになりました。

次のサッカー女子のワールドカップは来年2023年、オーストラリア・ニュージーランド大会になります。今回で9回目となる女子のワールドカップですが、南半球で行われる初めての大会となります。

2023年7月20日に開幕し、8月20日まで1か月にわたって合わせて64試合。オーストラリアのシドニーやニュージーランドのオークランドなど合わせて9つの都市で試合が行われます。

大会には前回より8チーム多い、32チームが出場。4チームずつAからHまでの8つのグループに分かれて1次リーグを戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進みます。

そして、決勝戦は8月20日、オーストラリアのシドニーで開催される予定です。

なでしこジャパンがワールドカップ優勝を果たしたのは2011年のドイツ大会で、もう10年以上前のことになるんですね。

これまで女子ワールドカップには8回出場していますが、初出場したのは1991年の中国大会で、そこから2007年の中国大会まで5つの大会のうち4大会で1次リーグ敗退し、唯一、決勝トーナメントに進んだ1995年のスウェーデン大会でも準々決勝でアメリカに敗れてベスト8でした。

2011年のドイツ大会では、素早いパス回しと攻守の切り替えの早さで勝負するサッカーで頂点に輝いたものの、2015年のカナダ大会では準優勝。

その後、世界のレベルが上がり、前回の2019年、フランス大会では決勝トーナメント1回戦でオランダに敗れてしまいました。今大会こそ、強いなでしこジャパンを見せてもらいたいですね！