プロ野球でも親子でプロ野球選手になった選手もいますね。
しかしながら、親子両方が素晴らしい成績を残すということは難しかったりします。
しかし、今回紹介する親子は成績も同じように残しており、
日本人にもゆかりのある選手ですね。

セシル・フィルダー

父セシルは1985年にブルージェイズでメジャーデビューしたものの、最初の4シーズンで31本塁打。1987年に82試合に出場して14本塁打、OPS.905をマークしたのがキャリアハイという状況でした。しかし、1989年に日本プロ野球の阪神タイガースで106試合に出場して38本塁打という活躍を見せると、メジャー復帰を果たした1990年はタイガースで51本塁打、132打点、OPS.969という大活躍。ここから2年連続で本塁打王、3年連続で打点王に輝き、1998年に34歳で17本塁打を放って引退するまで、通算319本塁打をマークしました。

阪神タイガース 鉄板映像!【フィルダー衝撃の逆転3ランデビュー!】-1989.4.8(実況生中継) - YouTube

出典:YouTube

プリンス・フィルダー

息子プリンスは2002年ドラフト全体7位指名を受けたエリートでした。2005年にメジャーデビューし、2007年には50本塁打を放って早くも本塁打王のタイトルを獲得。2009年には自己最多の141打点で打点王に輝き、2006~13年の8年間で記録した283本塁打はアルバート・プーホルス(291)、ミゲル・カブレラ(287)、ライアン・ハワード(287)に次ぐメジャー4位の数字でした。ところが、タイガースからレンジャーズへトレードされた1年目の2014年に首を故障して長期欠場。2015年は158試合に出場して23本塁打を放ったが、2016年に首の故障が再発し、大型契約を残したまま32歳の若さでメジャーでのプレーを終えました。快調に積み重ねていた通算本塁打は結局、父と同数の319本どまりとなりました。

Prince Fielder 2013 Highlights - YouTube

出典:YouTube

1シーズン50本塁打を記録している

親子揃ってシーズン50本塁打を記録したのはメジャー史上唯一。シーズン40本塁打のコンビも他にゲレーロ親子がいるだけです。息子ブラディミール・ゲレーロJr.は今後シーズン50本塁打を達成する可能性があるものの、父ブラディミール・ゲレーロは44本塁打が自己最高であり、「シーズン50本塁打を記録した史上唯一の親子」の座はしばらく安泰でしょう。