そもそもボブスレースケルトンとは

鉄製の小さなソリに一人でうつ伏せに乗り込み氷のコースを滑走していく競技のことです。
「スケルトン」という言葉が骨組みや骸骨を意味するように、「スケルトン」で使われるソリはほぼ骨格だけの小さくシンプルな作りです。
リュージュとは違い、ソリの重量は、男子が43kgまで、女子が35kgまでという制約があります。また、選手を含めて115kgを超える場合のソリの重量は、男子が33kg、女子が29kgまでという制限に変わります。

リュージュとスケルトンは何が違うの?

リュージュは、仰向けになり、氷のトラックを滑降します。
また、スタート時にも違いがあり、そりに座った状態から、自分の両手で勢いをつけてスタートします。
リュージュでは、平均時速120kmから最大145kmものスピードが出ます。

スケルトンは、リュージュとは異なり、うつ伏せの体勢でそりに乗り、氷のトラックを滑降します。
スタート時は、約40mのスタート前区間を走って勢いをつけてからうつぶせの体制となります。そしてその勢いのまま、時速130km以上のスピードで氷のコースを滑降します。

滑走する順番は?

滑走する際、もちろん抵抗が一番少ないのは最初の人になります。後になればなるほどコースに傷がついたりしているため、不利になります。

基本的には4回滑走するのですが、1本目の順番は最新のIBSFランキング(スケルトンのランキング)上位選手順に選択権があります。2本目は1本目の20位から始まり、1位まで滑った後に21位から最後まで。3本目は2本目の1位から順に滑り、4本目は20位から1位の順に滑ります。21位以下は4本目に進めません。

実はこのように順番が決められて少しでも平等になるようにしてあるようです。
今回のオリンピックは、この知識を踏まえた上でみてみたいと思います。

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