今年はワクチン不足?!

厚労省からの通達によると、昨年は10月第5週の時点で供給量全体の90%程度のワクチンが出荷済みでしたが、今冬はこれよりも遅れたペースで供給される見込みとされているそうです。各種ワクチンの製造資材不足が続いており、今年10月の出荷見込み量は全体の6~7割にとどまることが分かっています。

インフルエンザワクチンとは

インフルエンザのワクチンは、不活性化ウイルスを体内に接種することで、抗体がつくられて発症を抑えるものです。

ワクチンは毎年、世界各国での流行状況などをみて、国内での流行を予測して作られていますが、接種すれば絶対にかからないというわけではありません。ただし、かかった場合に重症化したり、肺炎などの合併症が起こったりすることを予防する効果は期待できるといわれています。とくに、乳幼児(1歳以上)や高齢者、呼吸器や心臓、腎臓などに持病のある人、その家族はワクチンの接種をおすすめします。

コロナとインフルエンザワクチン、どっちもうって大丈夫?

基本的には新型コロナおよびインフルエンザの両ワクチンを接種することが推奨されますが、日本では、新型コロナワクチンを接種する際、有効性・安全性に関する十分な知見が得られていないことから、他のワクチンと前後13日以上の間隔を空ける必要がありますので、注意しましょう。

引き続き、感染症対策を徹底しましょう!!

昨シーズンのインフルエンザの推定患者数は約1万4,000人で、これまでの1年あたりの患者数1,000万~2,000万人と比較するとケタ違いに少く、これは新型コロナの感染対策であるマスクや手指衛生が他のウイルスにも効果を発揮するためと考えられますので、感染症対策は改めて徹底しましょう。

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