腰痛になった時の対処法は。
長時間同じ姿勢をとることなどで筋肉や神経が疲れ、それが原因となって、腰痛になることがあります。
はじめに
みなさんは腰痛になったことはありますか?
なった方もなっていない方も、今後の対応の仕方などを覚えておけば、
腰痛に万が一なったとしても対応出来るのではないでしょうか。
今回は腰痛の時の対処法を少しですが紹介したいと思います。
急性と慢性の時の対応
患部に直接働きかける方法として、患部を冷やす方法と温める方法があります。どんなときに冷やし、どんなときに温めれば良いのでしょうか。
原則として、熱を持っているような炎症状態の急性の痛みは冷やし、慢性の痛みは血行を良くするため温めてください。
わからないときは、どちらかやってみて気持ちの良い方を採用すれば良いでしょう。冷やすべきときに温めると具合が悪いと感じるはずです。
■冷やす
簡単で手軽な方法としては、タオルを水か氷水で濡らしたもので冷やすか、パップ剤を貼るか、市販のコールドパック(冷却剤の入ったパックを冷蔵庫で冷やしたもの)を使います。氷で長時間冷やすのは冷やし過ぎです。
■温める
温める場合は、体の中まで温めるお風呂などが良いですね。他には、赤外線や痛む部分に当てるホットパック、ドライヤー、使い捨てカイロ、またマッサージなどの方法があります。温める時間は、ホットパックの場合10~15分ほど、ドライヤーや使い捨てカイロでは腰の部分ならば15分以上、脇やお腹は5分以上温めてください。
ストレッチ
腰痛解消体操
≪1.腹式呼吸≫
ひざを立てて、あおむけに寝ます。つぎに両手をほほに付けて、鼻からゆっくり、思いきり息を吸いこみ、口からゆっくり息を吐きます。これを4~5回くり返します。
≪2.腹筋の強化≫
腹式呼吸の姿勢から5秒くらいかけて、ゆっくりと上体を起こします。肩が床から25cm程度上ったところで約5秒間、この姿勢を保ち、また5秒ほどかけて、頭を床にもどします。
≪3.背筋を伸ばす≫
できるだけ股を広げ、ひざを手前にひき寄せ、両手で両ひざをかかえます。頭や肩は床についたままで行ってください。
≪4.腹筋をほぐす≫
両手をほほに付け、あおむけに寝た姿勢から、上体はそのままで片足をもう一方の足の上にクロスします。クロスさせた足はベッドやフトンの外にたらして、このときに腰をひねります。この運動を左右くり返しましょう。とくに痛い側を念入りに行ってください。
≪5.繰り返し≫
以上の運動を4~5回くり返してください。
栄養補給も
長時間同じ姿勢をとることなどで筋肉や神経が疲れ、それが原因となって、腰痛になることがあります。そのようなときは、ビタミンB1とビタミンEをとると良いでしょう。
ビタミンB1には、筋肉や神経の疲れをやわらげる働きがあります。ビタミンEには、血液の流れを良くし、筋肉の緊張を取る働きがあるので、痛みをやわらげるのに役立ちます。また、ビタミンB1・B6・B12は神経ビタミンといわれ、神経がうまく働くために大切な栄養素です。ビタミンB1とともに、ビタミンB6とB12もとるように心がけましょう。
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