「二日酔い」はなぜ起こる?
お酒を飲むとおこる「二日酔い」ってなぜ起こるの?
「二日酔い」はなぜ起こる?
二日酔いは、アセトアルデヒドやその酸化物の毒性、アルコールの脱水作用、エネルギー不足、体液の酸性化、低血糖などが複合して引き起こされます。
激しい頭痛は、アルコールの脱水作用により、脳の細胞に含まれている水分が少なくなり縮んでいるために起こります。この脱水状態は水分の補給により回復します。
また、この脱水状態は脳だけでなく全身で起こっていますから、体内の水分量が減少して、体液中に含まれているナトリウムやカリウムの濃度が高くなったり、カルシウムやマグネシウム、亜鉛などが尿と一緒に体の外へ出てしまい、不足がちになります。
カルシウムやマグネシウムは筋肉の収縮や血圧の調整など体の調節に必要なミネラルです。ですから、これらが不足すると、疲労感や脱力感が感じられることになります。
加えて、飲酒によって低血糖が起こるので、これを補うために肝臓や筋肉からに元気のもとであるグリコーゲンが使われます。また、体内のアミノ酸も減ってしまいます。
さらに、アルコールを分解するために、大量のビタミンB1が使われビタミン不足も生じます。こういったことからも、頭痛やめまい、けん怠感が起こります。
二日酔い予防のために食べておきたい食材
アルコールの代謝を上げる食べ物として、ウコン、カレー、マスタードがあげられます。この3つの食品(食材)に共通するのは「クルクミン」という成分で、主に肝機能の回復に効果があります。
また、お鍋や味噌汁などの水分のある食べ物を、アルコールと一緒に摂取することにより、アルコールの吸収を抑え、脱水症状を抑え、血中アルコールの濃度も下げられるので、一石二鳥といえます。
二日酔いといえば、しじみをイメージする方も多いと思います。しじみのほかにハマグリやあさりでも大丈夫です。これらのの食材はアラニンという成分が入っており、魚介類に多く含まれます。
肝臓の活動を活発にし、アルコールが体内に留まる時間を減少させる働きがあります。体の水分・栄養を補って、肝機能を強化する食べ物を摂る事で二日酔いを早く解消する事が出来ます。
緑茶もオススメ!
脂肪分をとっておくことも、二日酔い対策にいいそうですが、太るから取りたくないという人の場合は「緑茶」もオススメです。
お茶にはカテキンやビタミンCなど、非常に多くの栄養素が含まれており、お酒が人体に与える害を和らげる働きがあるといわれております。また、普段甘い飲み物や、ビール、日本酒を飲むという人も、アルコールを焼酎にすることにより、カロリーを抑えることができます。
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