「EMIRAビジコン2021 エネルギー・インカレ」について

本大会は、EMIRAと、早稲田大学を代表校に13大学が連携する5年一貫の博士人材育成プログラムであるPEPが共催しました。今回は、生きていく上で欠かせない「食」の課題について、エネルギーの視点から挑戦するビジネスアイデアを全国の大学生・大学院生から募り、この日、182チームの頂点が決定しました。

<EMIRA最優秀賞> 宏塾(東北大学大学院)

浦田 宙明・長谷川 就
テーマ:食の不均衡をエネルギーの視点で~食品ロスから食品とエネルギーを~

発表内容:
食品ロスと食の不均衡をテーマにプレゼンを展開した宏塾は、食品廃棄物焼却に伴うエネルギーのロスに着目し、食の不均衡解消やCO2排出量削減、再生可能エネルギーへのシフトを目的としたアイデアを提案しました。これまでの食品ロス削減への取り組みでは、衛生面や品質への懸念から普及が困難であったことを課題とし、課題解消に向けて具体的な事業計画を発表。生産現場での過剰生産品を、温風乾燥やフリーズドライにすることで食品ロスと農家の経済的問題である豊作貧乏の解消にも寄与するというものです。さらに、この事業計画では、実際に宮城県亘理郡をモデル対象地域とし、具体的に扱う農作物まで想定。食品とエネルギーを掛け合わせた独自の視点からのアイデアでEMIRA最優秀賞に輝きました。

<KADOKAWA賞> Fridge Food Scanner(早稲田大学)

青柳 雄大・三上 翔太
テーマ:SAVE FOOD, TIME & ENERGY!

発表内容:
今回最終選考に残った5チームの中で唯一プロダクトを用いた事業計画を提案したFridge Food Scannerは、CEO目線に立った計画内容やプレゼンへの姿勢が評価されました。Fridge Food Scannerが提案したのは、冷蔵庫に取り付け、専用アプリから出先でも冷蔵庫の中身を見ることができるカメラとアプリケーションサービス。冷蔵庫の中身の確認だけではなく、画像認識機能で食材の在庫を自動で確認することに加え、レシピサイトと連携して余剰食材を考慮したメニューの推薦、足りなくなった食材を自動で発注・配達するサービスなど、サブスクリプションサービスで様々な追加機能を利用できるという計画モデルでした。既にあるプロダクトとの差別化を図り、自分たちの事業ならではの強みを明確に提案。さらにそれをエネルギー消費削減、消費電力削減につなげるなど、消費者ファーストの視点を持った企画で食×エネルギーにアプローチしました。

<TEPCO賞> 秋田大学 国際資源学部 資源政策コース 国際協力研究ゼミ

太田 晶人、串田 大空、成田 恭歌、村上 凌太
テーマ:食品廃棄物を用いた野菜の栽培と貧困削減

発表内容:
「持続可能」という考え方を「ヒトが主体で、課題解決に取り組み、社会の発展に貢献すること」と独自の定義に捉え直したことが高い評価を得た、秋田大学 国際資源学部 資源政策コース 国際協力研究ゼミ。「持続可能な野菜」として、バイオガス発電由来のエコな肥料を用いた野菜を作り上げることを提案しました。さらに生産の段階でビジネスモデルにバイオガス発電やエコ肥料を取り入れるだけではなく、「持続可能な野菜」の売り上げの一部をフードバンクに寄付する試みも。他業種を巻き込んだビジネスモデルや、エシカル消費者を増やすことなど、広い視野を持った提案で食×エネルギーに向き合いました。終始いきいきとした表情でチームワークを感じさせるプレゼンにも注目が集まりました。

<優秀賞> Team Agridge Project(横浜国立大学)・ The middle(金沢工業大学)

Team Agridge Project(横浜国立大学)
清水 翼・加藤 宗一郎
テーマ:農家の共同運送を可能にするシステムの構築
発表内容:
Team Agridge Projectは「ともはこ」という新たな共同運送の仕組みを提案。実際に農家から吸い上げた課題の解決に向けたビジネスモデルを発表しました。「ともはこ」は24時間対応のウェブシステムと共同運送を掛け合わせ、より農家のニーズに適したサービスを届けることに着目した運送サービスです。地域で連携が図れず、なかなか思うように共同運送ができないという現場の課題を解決し、運送コストの削減と運送エネルギーの削減を目的としました。さらに急な需要に対応する補助システムとして民間デリバリーサービスと連携することなど、他業種との連携も視野に。初期費用のかかる事業計画でも3期までに黒字化することなど具体的な見通しも提案し、SDGsの観点だけでなくより経済活動にもコミットできる内容を意識した事業計画を発表しました。

The middle(金沢工業大学)
保科 洸成・堀 凌人
テーマ:ミドリムシで動く農業機械「アグレナ」!
発表内容:
人口爆発による食料不足を問題に掲げたThe middleは、輸入に頼る日本の食料自給率への懸念点を指摘しました。そこで大企業が農業に参入し、ミドリムシを使ったバイオ燃料を使うことで、現在の農家が抱える問題を解消できるのではないかと提案。地球温暖化の要因になる化石燃料や、新しい農業機械の購入・開発が必要な電気や水素エネルギーではなく、既存の農業機械に使用できることがミドリムシを使ったバイオ燃料を提案した理由だと話しました。さらに大企業が参入することを想定し、未だコスト面でなかなか導入しづらいミドリムシのバイオ燃料を実際に使用するための資金調達としてESG投融資についても説明。農家へのインタビュー動画を交えた資料で、積極的に事業計画を訴えかけました。

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