白米とどうちがう?多くの栄養成分を備えたスーパーフード「玄米」
以前から注目されていた「玄米」。食べにくい印象がありましたが、いまでは美味しくいただく方法も増えてきて、より身近なものになってきましたね。
「玄米」と白米はどう違う?
お米を収穫して、もみがらを取り除いたのが「玄米」です。胚芽・ぬか・胚乳で出来ていて、食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富です。一方、胚乳だけになったものが「白米」です。
玄米の中のセルロース(不溶性食物繊維)が、腸の運動を活発化して、デトックス効果も期待されていますが、玄米の白米とほぼ同等で、カロリー自体はそれほど低くはないです。ただ、硬いので噛みごたえがあり、噛む回数が増え、少しの量でも満腹感を得やすいため、白米を食べるよりダイエット向きな点があるんです。
「玄米」は必須の栄養成分を備えたスーパーフード!
主な栄養素はとして、ビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、ミネラルで、これらはすべて人間に必要な栄養素で、欧米型の食事が主流となった現代人は特に不足しがちな栄養素です。さらに、玄米の食物繊維は白米の5倍と言われ、食物繊維は消化されないため、体内の老廃物を排出してくれる効果もあります。玄米は必須の栄養成分を備えたスーパーフードと言えるのです。
「玄米」を食べるうえで注意したいこと
玄米は農薬が残っていると不安に思われている方も少なくないようです。ぬかの部分に農薬が残りやすいとされていて、白米の場合は精米されているので心配はないのですが、玄米の場合はどうしても残ってしまうのです。そのため炊飯する前にしっかり玄米を研いでください。これにより農薬が除去され、炊飯することで、さらに除去されていくそうです。
ちなみに玄米を購入するときに注意できることがあり、有機JASマークのついたお米のうち「農薬未使用」のものを選ぶことで、安全に玄米をいただくことができます。
また、玄米に含まれているフィチン酸という成分は、体内の亜鉛やカルシウム、鉄分などのミネラルと結合し、尿などと一緒に体外に排出してしまう作用があります。そのため、玄米食にするときは、ミネラル分が多い海藻類や野菜を一緒に食べることが必要です。 消化にも時間がかかりますので、よく噛むことも大事です。しかしどんなに噛んでも口の中に皮が残ってしまうことも。この皮は消化されることなく便として排出されますが、そのときに胃腸の粘膜を傷つけるケースもあるそうです。胃腸の弱い方、病気を患っている方は注意したほうがいいでしょう。
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