はじめに

最近はいろんなダイエット方法がありますね。
糖質制限したり、有酸素運動を行ったり。
断食もダイエット方法の1つですね。
今回はそんな断食がどんな効果があるか紹介したいと思います。

断食の歴史

紀元前から行われていた断食。そのルーツは、宗教における修行の一環としての断食です。キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンズー教など、さまざまな宗教の宗派のもと、断食が精神修行として行われていました。

現在でも有名なのは、イスラム教における「ラマダーン」ではないでしょうか。「ヒジュラ暦」と呼ばれる暦の第9月、およそ1か月間ほど、イスラム教徒の人々は断食をおこないます。ちなみに、人を騙したり、ケンカしたり、たばこを吸ったり、淫らな行為や品のない行いをすることも禁止。おだやかで寛大な気持ちで過ごすことが求められます。

断食

◆胃腸が軽くなる

胃腸には、食べたものを消化して栄養を吸収し、老廃物と一緒に体外へ排出する役割があります。けれども、食事の摂取量が多くなると、胃腸は常に消化や吸収に追われ、休まる暇がありません。次第に機能が衰えるだけでなく、排出が後回しにされがちです。

断食をすると、その間は胃腸が休まり、細胞が修復されて本来の機能が回復します。さらに腸が空っぽになれば蠕動が促されて、便通も改善するでしょう。消化の悪い食べ物による胃もたれや、便秘による老廃物の蓄積が解消され、胃腸が軽く感じられるはずです。

◆心が軽やかになる

胃腸が活発なときは副交感神経が優位になりますが、飢餓感を覚えるほど空腹になると、逆に交感神経が優位になります。これによって乱れた自律神経が整い、精神的な不調も解消されるわけです。

また、過食気味だと食べることに意識が向いて、空腹でもないのに何かを口にしてしまいがちですが、断食によってそのような意識から解放されます。胃の大きさも縮むので、少ない量でも満足できるようになるでしょう。

◆肌が綺麗になる

腸の機能が衰えて老廃物を排出できないと、毒素が血液中に取り込まれて体内を巡るようになります。ニキビなど肌荒れの原因です。先述のとおり、断食をすると腸の蠕動(ぜんどう)が促されて便通が改善するため、老廃物が排出されます。肌荒れも解消できるでしょう。

また、普段から外食やコンビニ弁当などに偏っていると、塩分や脂の摂取が過剰になりがちです。これらもまた、肌に悪影響を及ぼします。断食によって摂取が止まるので、より肌荒れを解消しやすくなるでしょう。

注意点

断食の最中に摂取できるのは水分とビタミン、ミネラルくらいで、エネルギー源となる糖質や脂肪は摂取できません。その状態で運動をすると体に大きな負担をかけてしまいます。体力が出ないだけでなく、だるくなったり、めまいがしたりするなど危険です。

せいぜい気分転換で軽くウォーキングをしたり、ストレッチをしたりする程度が良いでしょう。同様に3日や1週間にも及ぶ長期の断食をしている最中に仕事をするのも、避けたほうが無難です。

ただでさえ、断食中は老廃物や毒素を排出するために「好転反応」が起こりやすく、体調が優れません。無理をせず、ゆっくり体を休めるようにしましょう。

◆断食後は回復食で様子を見ながら運動を。

断食が終わった後は、胃腸の機能が完全に回復しておらず、栄養も吸収しやすい状態になっています。そんな状態で消化の悪いものを食べたり、カロリーが高いものを食べたりすると、胃腸を傷めてしまったり、リバウンドしたりするかもしれません。

断食が終わっても、体が慣れるまでは消化が良くて、カロリーも高くない食事を心がけましょう。例えば、最初の食事はおかゆにして、量も半分程度にとどめます。次の食事で量を戻し、さらに次の食事で通常のご飯に戻すというペースです。おかずは塩分と脂分を控えめにします。どちらも簡単に控えられる和食が最適です。

3日間の断食なら2日間ほど回復期間を設ければ、その後は何を食べても良いでしょう。もちろん、栄養の吸収は普段より良くなっているので、そのままではリバウンドします。筋トレで基礎代謝を上げ、有酸素運動で脂肪を燃焼させれば、体重が減少した状態を維持できるでしょう

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