はじめに

キックありのボクシングがキックボクシングですが、日本でも複数の団体がありK-1やRIZEが有名ですね。K-1の看板選手の武尊選手とRIZEの看板選手の天心選手が有名ですが、みていて興奮する事がこの競技の醍醐味であり、試合前に選手同士の煽り合いで試合当日が盛り上がったりもします。今はSNSで試合前の選手同士が対談していたり、試合後にYouTubeで共演していたりなど試合以外でも楽しめることが昔との違いでしょうか。
色々な選手が発言される事は格闘技を盛り上げたいという内容です。興味のない方はYouTubeでいろいろな試合がアップされているので一度見てみて下さい。興奮すると思います。

勝敗と反則

①勝敗
どのルールにおいても、一番分かりやすい決着方法はノックアウト(knock out)です。相手の攻撃を受け、倒れた状態でレフェリーが10カウントを宣告すると負けが確定します。また、立ち上がってもファイティングポーズが取れない(戦える状態ではない)場合も、同じくノックアウトになります。10カウント以内に立ち上がってファイティングポーズを取れたとしても、これ以上の試合続行は危険とレフェリーが判断すると「レフェリーストプ」もしくは「T.K.O.(テクニカルノックアウト)」が宣告され負けとなります。TVで見る試合は3分3ラウンドで決着がつかなかった場合は判定になることが多いです。

②反則
頭部を使っての攻撃である「バッティング」、グローブの親指で相手の目を狙う「サミング」、下腹部へ打撃を加える「ローブロー」などはキックボクシングだけではなく、ボクシングにも共通する反則技です。
さらに背中への攻撃「キドニーブロー(腎臓への打撃)」、後頭部への攻撃である「ラビットパンチ」、グローブの内側を使った「オープンブロー」などもどのルールに置いても反則とされ、減点や注意、ひどいときは反則負けが宣告されます。

ルール

キックボクシングは1960年代に、空手やムエタイ、ボクシングなどの異種格闘技戦を行う際、ある程度統一したルールが必要となり制定された日本独自のスポーツです。しかし、以降キックボクシングの団体は派生や分裂を繰り返したため、現在10を超えるキックボクシング団体が存在するそうです。
①ムエタイルール
ムエタイはヒジ・ヒザ・首相撲すべてアリのルールであり、キックボクシング以上に危険度の高い格闘技です。また、試合の中の採点において、キックボクシングではパンチでもヒザ蹴りでもクリーンヒットすれば同じポイントをつけますが、ムエタイではヒザ蹴りやミドルキックなど、相手へのダメージが大きい技には多くのポイントがつけられます。

②オランダルール
オランダルールや欧州ムエタイルールといわれるルールでは、ヒジ打ちや顔面へのヒザ蹴りが禁止されています。日本でも人気の格闘技「K-1」のルールは、このオランダルールが基本となっているため、日本のキックボクシングもすべてこのルールと思っている方も多いようです。

③アメリカルール
フルコンタクトルールとも呼ばれるアメリカのルールは、ルーツがムエタイではなく空手であることが特徴です。アメリカルールではローキック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りが禁止されています。

ヒジ打ちあり、ヒジ打ちなしで好みもあるとお思いますが、ヒジ打ちありルールと聞くと個人的には高揚します。前半で書きましたが興味がありましたらYouTubeで団体の公式サイトが試合を公開しているので一度見てみて下さい。

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