体温を下げると身体に様々な悪影響が!

体温が下がると、体には様々な変化が起こります。血管が収縮して血の流れが悪くなり、全身の血流が滞ることで、体の末端まで必要な成分が届かなかったり、不要な老廃物が回収されにくくなります。また、人の体は、体温が1度下がるだけで免疫力や代謝が落ちることがわかっています。免疫力が下がれば体はさまざまなウイルスの影響を受けやすくなり、病気のリスクが高まります。また、代謝が落ちると、肥満やむくみ、便秘、肌荒れにもつながります。

こういった体温低下による不調は、身体のどこかが病気になっているわけではないので、検査をしても原因が見つからないため、自分で気を付ける必要があるんです。

運動不足を解消しよう!下半身の筋肉を鍛える「温活」

筋肉量が多いとたくさんの熱が作れるので、体が冷えにくくなります。運動を少しでも取り入れて、日常的に鍛えることが冷えの解消につながります。

特に、おしりや太ももなどの筋肉は血流にも影響を与えやすいので、下半身を中心に鍛えるのが効率的です。スクワットやもも上げなどのトレーニングはもちろん、椅子に座っているとき内ももに本を挟んだり、歯磨きをするときにつま先立ちをするといった、ちょっとした運動も効果的です。意識的に体を動かしましょう。

身体を温める食べ物を摂りいれて「温活」

東洋医学では、暑い土地で生まれ、体を冷やす食べ物を「陰性食品」、寒い土地で生まれ、体を温める食べ物を「陽性食品」と呼んでいるそうで、北国に住む人は陽性食品を、南方に住む人は陰性食品を自然と食べており、体が最適な温度に保っていたそうです。

現代では、季節や場所を問わず、さまざまな食べ物が手に入るようになったので、自分で食べ物にも気を付けなければなりません。冬が旬の食べ物は、体を冷やさないだけでなく、風邪の予防にも役立ちます。

ニンジンのベータカロチンはビタミンAに変わり、粘膜を強化して、風邪などのウイルスを寄せ付けにくくしてくれます。加熱してもビタミンCが壊れないイモ類や、免疫力アップに効果が見込める玉葱やにんにく、にらもおすすめです。

反対に、トマトやそうめん、バナナ、麦茶といった夏の食べ物は体温を下げてしまうので、冷え対策という視点では避けたほうがよいでしょう。

入浴で「温活」

お風呂に毎日浸かって、一日一回は体を芯から温めましょう。特に自分の適温を探すのがポイントで、心地よく浸かっていられて、10分ほどで汗が出てくる、自分の適温を探しましょう。汗が出ると体温が1度上がり、免疫力が5~6倍になるといわれています。

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