バリエーションが豊富なお茶。全部同じ茶葉って知ってた?

緑茶に紅茶にウーロン茶、、、様々なお茶がありますが、実は全部同じ「茶葉」からできているって知っていました。国や地方によって違いはあるものの、一種類の「茶葉」から、緑茶、紅茶、ウーロン茶、抹茶など、様々なお茶になるんです。

日本茶の総称「緑茶」

一般的に、日本茶のことを総称して「緑茶」と呼び、緑茶の中でも「煎茶」「かぶせ茶・玉露茶」「抹茶」の大きく3つに分類することができます。

煎茶とは

基本的には若葉(新芽)を摘んで加工した茶葉を「煎茶」と呼び、急須で淹れて飲んだり、ペットボトルで飲む緑茶はこれに含まれます。摘んだ茶葉を乾燥させるために加熱して“煎じている”から、煎茶と言われています。ペットボトルの緑茶の多くはこの煎茶です。

かぶせ茶、玉露茶とは

煎茶のなかでも、茶葉を育てる過程で“日光を遮って育てたもの”を「かぶせ茶」や「玉露茶」と言います。

新芽の出始めに、日光が当たらないようにネットなどを3週間ぐらいかぶせて育てた茶葉が「玉露」で、玉露よりも日光を遮る時間が短く、1週間ぐらいかぶせて育てた茶葉が「かぶせ茶」です。

光を遮ることでカテキンという渋みになる成分がつくられるのを防ぎ、うま味が濃くなります。一般的な煎茶よりも高級品で、新茶が使われます。

抹茶とは

いまではスイーツでも重宝されている「抹茶」。抹茶は主に茶道で用いられる粉末状のお茶のことで、お湯を注いで、茶筅で点てて濃茶や薄茶になります。

抹茶用に育てられた茶葉のことをてん茶と呼びます。てん茶も、茶葉を育てる過程で日光を遮って育てていて、その茶葉を加工して抹茶になります。

紅茶とウーロン茶も、緑茶と一緒なの?

紅茶もウーロン茶も緑茶も、学名で「カメリアシネンシス」という植物の茶葉をつかっています。

その違いは、茶葉を発酵させるかどうかで、「緑茶」の場合は茶葉を発酵させずに乾燥・加工します。完全に発酵したものを「紅茶(完全発酵茶)」といい、そこまで発酵が進んでいないものを半発酵茶と呼び、「ウーロン茶」はこれに該当します。

ちなみに、紅茶がどうして赤いかと言うと、発酵の過程で茶葉に含まれるカテキン(タンニン)が酸化して赤くなるからなんだそうです。

いろいろなお茶を楽しもう!

同じお茶とは思えないほど、バリエーションが豊富なお茶。これから寒くなると、温かいお茶が欠かせないですね。いまでは専門店もできるほど、多くのお茶を購入することが出来ますから、いつもと違うお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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