感染症とは

まだまだコロナは終息しそうにないですが、そもそも感染症とはウイルスや細菌、原虫などの病原菌が体の中に入って増えることを感染といい、その結果おこる発熱をはじめとしたさまざまな病気を感染症といいます。感染症は人にうつる病気なので、自分が感染しないように注意するだけでなく、周囲にうつさないようにすることが大切です。

どのようにうつるのでしょうか?

①接触感染
病原体がついた手で目や鼻、口に触れることでうつる感染症です。感染した人の皮膚や粘膜・感染した人が使ったタオルやドアノブ、電車の手すりなどに触れ、病原菌が目や鼻、口に入ることで感染することをいいます。代表例は、手足口病、プール熱、ポリオ、急性出血性結膜炎、エイズ(HIV)、エボラ出血熱などがあります。
予防方法は手洗い・消毒の習慣化が基本のようです。

② 経口感染
主に食べ物・飲み物からうつる感染症。食中毒と呼ばれるもので、病原体に汚染されたものを食べたり飲んだりした場合に感染することをいいます。代表例は、ノロウイルス、ロタウイルス、腸管出血性大腸菌(O157)、サルモネラ菌などがあります。予防方法は、手洗い・消毒の習慣化、食材の十分な加熱が基本です。

③ 飛沫・空気感染
主に咳やくしゃみでうつる感染症。
飛沫感染は感染している人の咳やくしゃみで空気中に飛び散った水滴(飛沫)を吸い込むことにより感染し、最大飛行距離は約2メートルといわれています。代表例は、インフルエンザ、風疹、おたふくかぜ、百日咳などがあります。
空気感染は飛沫が空気中を飛んでいるうちに、飛沫に含まれている水分が蒸発して、飛沫核という微粒子となります。飛沫核は極めて小さく軽いため、長時間空気中を漂うことができるので、飛沫核に病原体が含まれていると、広範囲で感染をします。代表例は、麻疹、水痘(みずぼうそう)、結核などです。予防方法はうがい・手洗いを基本にマスクの着用、加湿器による湿度の確保、空気の入れ替えなどが予防になります。

感染症対策は何でしょうか?

感染症対策で重要なことは、感染症にかかる前に予防接種(ワクチン接種)を済ませておくことです。子供のうちは接種時期がスケジュール化されていますが、大人になると子どもの頃に受けた予防接種でできた免疫が弱くなってくることがありますので、感染症の流行前に予防接種を受けて免疫を強化させる事が重要なようです。

① 予防接種とは
人間には、一度体内に入ってきた病原体を記憶することでその病原菌への抵抗力をつける「免疫」という仕組みがあり、免疫ができると病気にかかりにくくなったり、軽症で済むようになったりします。予防接種は、この免疫を利用したもので、毒性を弱めたり死活した病原体や毒素を事前に体内に投与しておくことにより、その病気にかかりにくくするものです。

② 予防接種の種類

予防接種を大きく分けると、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があります。生ワクチンは、生きた病原菌を繰り返培養するなどして毒性を弱めたもので、不活化ワクチンは、毒性のない病原菌を含んだものです。予防接種の定期接種(対象者すべてに推奨される無料ワクチン)と任意接種(接種するかを個人で選ぶ有料ワクチン)があるそうです。

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