夏野菜。とうもろこしの効果とは?
とうもろこしは、米や麦と並ぶ主要穀物のひとつで、青果用や加工用などいくつかの種類に分類されます。今回は夏野菜のとうもろこしについてまとめました。
はじめに
とうもろこしは、米や麦と並ぶ主要穀物のひとつで、青果用や加工用などいくつかの種類に分類されます。一般的に青果店やスーパーでよく売られており、私達に一番なじみ深いものは「スイートコーン(甘味種)」という品種のとうもろこしです。スイートコーンは粒に含まれる糖分が多いので甘みがありますが、収穫後とうもろこし自体の「呼吸」による鮮度低下が激しく、夏季の室温では数時間で食味が落ちてしまいます。鮮度と食味の維持のためには、低温管理の徹底や、収穫後すぐに加熱して呼吸を止める方法があります。とうもろこしは採れたてが一番おいしく栄養価も高いのです。
栄養素
とうもろこしは、米、小麦と並び「世界三大穀物」と呼ばれ、その主成分は糖質です。私たちが一般的に野菜として食べるものは、とうもろこしの中でも甘味種に属するもの。世界三大穀物と呼ばれるとうもろこしとは品種が違いますが、野菜の中ではエネルギー量が高く、みずみずしい上に甘みが強いことも特徴なんです。また、不足しがちな食物繊維が豊富で、腸内環境を良好に整えてくれるので便秘の予防効果も期待できます。その他、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、亜鉛や鉄などの栄養素も含みます。これらの栄養素は粒の根元にある胚芽部分に多く詰まっているので、実をそいで料理に使う際には根元から丁寧にはずして使用しましょう。芯から実をそぎ落とす際には、包丁を使う以外に、指でもOK。2列程実を外した後、親指でもぐように実をはずしていくと、根元部分まできれいに取ることができおすすめです。芯にも栄養と旨みがたっぷり詰まっているので、料理をする際には捨てずに上手に活用する事がおすすめのようです。
保存方法と茹で方
①保存方法
収穫してから数時間で甘みが減っていくので、買ったその日のうちに食べるのがベストのようです。 すぐに食べない場合は、できるだけ早く加熱しておきましょう。どうしても生で保存したい場合は皮付きのままラップに包み、冷蔵庫に立てて保存。翌日には使い切りたいところです。
②茹で方
3種類ご紹介します。どの加熱方法も、全て皮をむかずに薄皮を2〜3枚残すのがポイント。風味が逃げず、甘みや栄養素が流出しにくくなります。また、すぐに食べない時は熱いうちにラップで包んでおけば、粒にシワが寄らずに保存することができるそうです。
1. 電子レンジでの加熱
薄皮を2〜3枚残し、ラップで包んで電子レンジ(500W)で5分加熱します。
2. 水から茹でる
シャキシャキ食感を楽しみたいなら、薄皮を2〜3枚残し、鍋に水ととうもろこしを入れ、水の状態から茹でていきます。沸騰したら約3分程茹でて引き上げます。すぐに皮をむかず、そのまま少し置いて余熱で火を通します。
3. 蒸す
甘くてジューシーに仕上げたいなら、蒸して加熱しましょう。薄皮を2〜3枚残し、蒸気の上がった蒸し器で10分程蒸したら完成です。
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