食品ロスはどんな状態か?

世界全体で食品ロスを含む食品廃棄物の量は13億トン。年間の生産量を40億トンのうち約3分の1は廃棄されているそうです。食糧不足の国や地域が存在しているのにこの現状には驚きますね。先進国と発展途上国では、食品ロスの原因が異なり、インフラが整備されていないことによる輸送の問題、保存設備や輸送手段の不足により廃棄せざるを得ないそうです。実際、全世界では毎年40億トンもの食料が生産されていて、全世界の人口の食を賄うには十分な量なんだそうです。日本で見ると、日本国内で年間2,842万トンもの食品廃棄物が生まれており、そのうちの646万トンが食品ロスであり、食品ロスの半分近くは、一般家庭から排出され289万トンにものぼるのが現状のようです。

原因

① 売れ残り、食べ残し、返品
スーパーなどの販売店や外食産業では、上記原因により食品ロスが多いのはニュースでもよく目にします。

② 直接廃棄、食べ残し、過剰除去
買いすぎにより使い切れずに廃棄されるもの、適切な保存方法を取らず長持ちしなかったために廃棄されたものは直接廃棄になります。また作りすぎや好き嫌いによる食べ残し、調理技術不足や過度な健康志向により食材の過剰除去で食べられる部分を廃棄してしまうことにより食品ロスが生まれるそうです。

③ 規格外の食品の廃棄
リサイクルやリユースなどを行えば廃棄が減りますが、費用がかかることや廃棄したほうが簡単であることから食品ロスとなってしまいます。

ロスを減らす為に出来ること

①調理
調理をするときはまず残っている食材から使うようにしましょう。冷蔵庫の中で、まだ使っていない食材や、期限が近い食品を使います。また食べきれる分だけ作るように心がけることも大切で、どうしても食べきれない場合は、冷凍して後日食べられるようにするなどの工夫をしてみましょう。食材の過剰除去を防ぐために、食材を無駄にしないレシピや使いきりレシピなどを検索するのがオススメの方法のようです。

②買い物
買い物に行く前に冷蔵庫のチェックを行う。買いすぎの防止にもなります。メモを書くか、スマホで冷蔵庫の中身を写真で撮っておくのも有効です。
またまとめ買いをすると、食べきれなかったり使い切れない食材が出てくる可能性があるため、購入する際は食べきれる使いきれる量だけにしましょう。スーパーで買う時は手前に賞味期限が近いものがあるので、どうしても奥から取りがちです。難しいとは思いますが、一人一人がいつまでに使うかなどを把握したうえで買い物をすることで、ロスを減らせるそうです。

③保存
冷蔵庫や収納庫での保存は、適切な保存方法で長持ちする方法を選択することが重要です。
長期間保存する場合には冷凍や乾燥などの手段がありますが、適切な方法を選ぶためにもインターネットなどで調べて間違いのないようにしなければいけません。またこのとき、できるだけまとめて下処理をすることで食品ロスを減らす工夫ができます。冷蔵庫に保存するときには、賞味期限や消費期限が近いものを手前から奥に置くことで、使い忘れを防止することができます。食べ切れなかった料理を冷凍保存する場合には、保存したことを忘れないように置く場所を工夫する事も大切です。

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