ハチの種類

日本に生息しており、人の住んでいる場所に巣を作るハチは主にスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。家にハチの巣ができた可能性がある場合には、まずは巣を見つけること、そして、充分な距離を取りながらどのハチの巣ができてしまっているのかを確認することが大切のようです。

① スズメバチ
スズメバチの巣は球状で、表面に貝殻に似た模様の外皮を作るのが特徴です。大きさは巣が作られた時期により異なりますが、放置すると群れが成長し、巨大化する傾向にあります。スズメバチの巣は外敵を警戒する見張りのハチが周囲を飛び回っているため、決して近づかないことが大切です。とりわけスズメバチはほかのハチと違い、攻撃性が高いので気をつけましょう。モンスズメバチやキイロスズメバチはミツバチと同じように建物の閉塞部に巣を作ります。一方、オオスズメバチやヒメスズメバチは土の中や木の根元に巣を作ります。

②アシナガバチ
アシナガバチは家よりも庭の低木などに多く巣を作ります。巣の特徴としては六角形の模様をした巣穴が外にむき出しになっていることが挙げられるでしょう。アシナガバチの巣は最大でも15センチほどにしかならないため、巣が成長していても見つかりにくいことがあります。アシナガバチは基本的に人間が危害を加えない限り襲ってくることはありませんが、営巣が盛んになる6~8月の間は防衛本能が高まっているため、不用意に近づくと刺されてしまう危険性があります。庭に低木などがある場合は十分な注意が必要です。

③ミツバチ
ミツバチは屋根裏や軒下といった閉塞部に好んで巣を作ります。ミツバチの巣にもアシナガバチと同じように外皮はなく、巣穴がむき出しの状態になっています。平べったい板のような形で、それらが重なった状態で並んでいるように見えるのが特徴です。ミツバチに巣を作られてしまうと、巣の中でハチミツが溜まっていきます。このハチミツが外に漏れ出し、壁や床、地面などが汚れてしまう可能性があります。しかも、そうしてついたハチミツの汚れが原因でアリが発生するなどの二次災害につながる危険性もあるので注意しましょう。ミツバチの巣を発見した場合には、早めに撤去などの駆除対策をとるのがおすすめです。

あっ!ハチの巣だ!!気をつける事

①大きな物音を立てない
ハチは大きな物音がすると危険を察知します。
それがきっかけとなって攻撃される恐れがあるのです。

②着ている服の色
ミツバチの巣ができている場合には、赤や黄色、緑といった花の色に似た服装は避けた方が無難です。というのは、ミツバチが花と間違えて寄ってくる可能性があるからです。スズメバチの巣ができている場合には、黒い服を着ないようにしましょう。
スズメバチは黒いものに攻撃してくる習性があるためです。

③におい
タバコや香水のにおいに反応して寄ってくる可能性があります。ハチの巣ができてしまったら、洗濯の際に匂いのついた柔軟剤を使わないようにしましょう。

被害範囲はどれくらい?

一般的にはハチの巣から半径数メートルの範囲はハチの警戒範囲だと言われています。また、過去に敵が侵入してきた経験がある場合、この警戒範囲が広くなる傾向にあります。まずは、この警戒範囲に入らないことが重要でしょう。一方、多くのハチの行動範囲は半径数百メートルほどあると言われ、巣の周囲以外にも被害が及ぶ可能性が十分あります。ご近所へのハチ被害も心配です。特に、スズメバチでは、一日100㎞の移動が可能と言われているので、被害に遭う可能性のある範囲は計り知れません。自宅にハチの巣を発見した場合には、早急に駆除することをおすすめします。

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