食生活の乱れで起こる「胃もたれ」

「胃もたれ」といえば、やはり食生活が原因になることが多いです。脂っこい食べ物だったり、刺激の強い食べ物、早食いや暴飲暴食、バターやマーガリンが多く使われているケーキやクッキーにも注意が必要です。消化に時間がかかり、胃に負担をかけることで「胃もたれ」を引き起こします。また、香辛料などの刺激物も取りすぎると不快感を感じやすくなります。

食事の改善方法として消化の良いものや食物繊維の豊富な野菜など体と相談しながら食事をとる、腹八分目を目安としましょう。

また、冷え性の方は血行が悪いので、胃腸などの内蔵にも支障をきたすことがしばしばあります。胃腸が冷えてエネルギーがないため、便秘や下痢、胃もたれ、胃痛などに悩まされている方も多く、悪くすると潰瘍性大腸炎や胃がんにまで高じることがあります。冷え性で胃腸が弱い方は、暖かい季節になるとむしろ調子が悪くなることがあるでしょう。これは消化吸収力が停滞しているにもかかわらず、冷たい食べ物を摂取する機会が増えたり、食べ過ぎたりすることが原因と考えられます。

コロナ疲れなどのストレスが引きおこす「胃もたれ」

胃の働きは自律神経による支配を受けています。今回のようなコロナ疲れによるストレスで、自律神経のバランスが乱れ、その結果、胃酸や胃粘液の分泌が減ったり、胃のぜん動運動が弱まることでも「胃もたれ」を起こしやすくなります。加えて、ストレスによる暴飲暴食や喫煙量が増えてしまうことも、悪化させる原因となってしまいます。

加齢による「胃もたれ」

また、加齢により胃酸や胃粘液の分泌量は減っていくため、胃を守る機能が低下していきます。アルコールや香辛料などの刺激物の取りすぎも、胃粘膜にダメージを与えることがあるため、注意が必要です。胃のぜん動運動も衰えやすくなり、食べ物を十二指腸に送り出す力が弱くなることでも、「胃もたれ」を起こしやすくなります。

「胃もたれ」には、お粥と炭酸水がオススメ!

「胃もたれ」がひどい時には、胃に負担をかけないことが一番なので、食事は“お粥”にしましょう。レシピとしては、水分を多く含んだご飯くらいのものでもいいそうです。

また“炭酸水”もオススメです。炭酸はゲップが出て、胃もたれには逆効果というイメージがありますが、炭酸水を摂取すると胃の働きが活性化され、胃液の分泌が促進されます。脂っこいものや量の多い食事をとる前には、炭酸水を飲んで胃を活性化させるのが、おすすめです。胃もたれをしてから飲んでも効果的ですが、発泡性の強い炭酸水は胃を刺激し過ぎるので、飲み過ぎには注意です。

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