「世界5大健康食品」とは

“健康食品”と言うと、一般的に、健康に良いことをうたった食品全般のことをいいます。錠剤・カプセル状のサプリメント的なものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、「世界5大健康食品」は、アメリカの健康専門月刊誌が選定した各国でお馴染みの食品でした。ヨーロッパから2品目、アジアから3品目が選ばれています。

ギリシャヨーグルト

「ギリシャヨーグルト」は、高タンパクで低カロリー、加えて脂肪部分も無い健康食品として、近年日本でも話題になりましたが、歴史は古く、発祥は紀元前と言われています。遊牧民が保存食としてヤギのミルクから作っていて、ガーゼでろ過して作られた固めのヨーグルトが「ギリシャヨーグルト」です。

肉の代わりを務めることができる、高タンパクなギリシャヨーグルトは、クリーミーな舌触りを活かし、料理の上にソースとしてかけられるなどして、ヨーロッパ各地に広がったそうです。

スペインのオリーブオイル

お馴染みの「オリーブオイル」の生産が世界一なのはスペインで、その量は世界の生産量の約4割と言われています。スペインでは、トーストにオリーブオイルつけて食べるのが定番なんだそうです。

「オリーブオイル」には、不飽和脂肪酸といわれるオレイン酸が多く含まれているため、体内でガンや老化の原因となる抗酸化作用を強く発揮し、病気を予防するという効果があり、健康に良いといわれています。

韓国のキムチ

「キムチ」は、白菜などの野菜と、塩・唐辛子、魚介塩辛、ニンニクなどを主に使用した韓国の漬物ですね。スーパーでも購入できますし、すでに日本の食卓でもお馴染みといってもいいでしょう。

キムチは元々、寒い時期の保存食として食べられていた野菜の塩漬けでした。当時は辛いものではなかったそうですが、16世紀に日本から唐辛子が伝わった頃から、300年の時を経て、野菜の塩漬けに唐辛子が使われるようになったそうです。今では辛い漬物を「キムチ」と呼んでいるそうです。

インドのレンズ豆

5大食品の中では一番日本人に馴染みがないと思われる、インドの「レンズ豆」ですが、インド料理などでは定番ですね。平べったいレンズの様な形をしている事が語源とされ、日本ではひら豆と呼ばれています。

レンズ豆には鉄分が多く含まれているので、貧血の予防に効果大です。また、豊富に含まれたビタミンB群による疲労回復効果も見逃せません。

日本の大豆製品

日本の大豆製品も、世界五大健康食品に選ばれています。大豆製品といえば、「豆腐」ですが、豆腐になる前の「豆乳」、豆乳を絞った時にできる「おから」も大豆製品ですね。

大豆には、良質なたんぱく質が豊富に含まれていて、我々は先祖代々、日本食で食べられる「大豆食品」からその健康効果を享受していたと考えられます。

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