日本とはちょっと違う!?世界各国のクリスマスの過ごし方を覗いてみよう!パート②
海外ではどんなクリスマスを過ごしているのでしょうか。 知っていそうで知らなかった日本とは違う習慣や、 各国でクリスマスに食べるお菓子や料理についてご紹介します。
ギリシア
ギリシア正教の国ギリシアでは、大きなイベントの前には40日の断食期間があり、クリスマスも例外ではない。クリスマス前は肉・乳製品・魚が禁じられ、断食をするのが習わし。断食をしない人もクリスマスまでは質素な食事を心がけるんだとか。 待ちに待ったクリスマスがくると、ごちそうが解禁!ギリシアのクリスマスに欠かせない定番のお菓子はこの2つ。「メロマカロナ」と「クラビエデス」。「メロマカロナ」はハチミツとアーモンドやクルミが入ったしっとりしたクッキー。「クラビエデス」はバターとアーモンドがたっぷりのサクサク・ホロホロクッキー。 ちなみに、聖ヴァシリスと呼ばれるサンタクロースがやってくるのは新年。ギリシアでは、1月1日に子供たちはプレゼントを開ける。
ロシア
ロシア正教の伝統的なクリスマスは1月7日。そのためカトリックのクリスマス(12月25日)から1月7日まで、ロシアではお祝いムードが続く。 ロシア版サンタクロースは、“ジェッドマロース”と呼ばれるおじいさん。杖をつきながらの雪中行脚をするんだそう。そして、ロシアのクリスマスに欠かせないキャラクターがもう一人。ジェッドマロースの孫娘“スネグーラチカ”。プレゼント配りのお手伝いをするスネグーラチカは、ジェッドマロース以上に子供たちの人気を集めている。 クリスマスプレゼントは、新年に配られることが多いのもロシアの特徴。
アメリカ
キリスト教徒が多いアメリカでは、家族で過ごすのが一般的。感謝祭が終わると、デパートではクリスマスセールが始まり、街はクリスマスムード一色に。 本物のもみの木をクリスマスツリーとして使う家庭も多いため、クリスマスが近づくとあちらこちちらでツリー市が開催される。 アメリカのクリスマスツリーといえば、ロックフェラーセンター(ニューヨーク)の巨大ツリーとホワイトハウスのクリスマスツリー、この2つだろう。 ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは25m前後の高さを誇り、ツリーをバックにスケートを楽しむ人々の姿はまさに冬のニューヨークの風物詩。ホワイトハウスのクリスマスツリーは、“ナショナルツリー”と呼ばれ、毎年大統領一家が出席し、大統領が点灯するのが慣例。
メキシコ
メキシコ人にとって、クリスマスは一年で一番大切な行事。死者の日が終わると、クリスマスに向けて盛り上がり始め、メキシコ原産の花“ポインセチア”で街は真っ赤に彩られる。 “ポサダ”という伝統儀式があり、キリスト誕生直前にマリアが宿(ポサダ)を求めて家々を訪ね回ったことに因み、クリスマス前の9日間、“ポサダの歌”を歌いながら練り歩き、友人や家族と毎晩パーティーをする。一転、イブの日はミサへ出かけたり、家族と過ごすなど厳かな雰囲気となる。 子供たちにクリスマスプレゼントが届く1月6日「東方の三賢者の日」。この日はPan de Rosca(ロスカのパン)という大きな輪の形のパンを切り分けみんなで食べるのが風習。
ブラジル(リオデジャネイロ)
ブラジルの真夏のクリスマスは、リオのカーニバルにも負けないくらい盛り上がり、町中豪華なイルミネーションで華やかに賑わう。 世界最大の「浮かぶクリスマスツリー」としてギネスにも登録された「ブラデスコ・セグロス・クリスマスツリー」は高さなんと85m。リオ市内のロドリゴ・デ・フレイタス湖に浮かび、毎年大勢の人が集う。また、サンパウロにはショッピングセンター“センテル・ノルチ”付近に世界最大のサンタクロースが2013年より設置されている。こちらも見物。 イブやクリスマスは家族と七面鳥やチキンの丸焼き、イタリア発祥のケーキ「パネトーネ」等の定番料理を楽しみ、ミサに出かける家庭も多いよう。
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