はじめに

学生時代にスポーツテストで握力を計った記憶はありませんか?
握力計の出た数値で男子は盛り上がったりしましたね。
物を持ったりするのに握力は必要ですが、あまり意識的には鍛えたりはしない部分でもありますよね。
握力を鍛えるとどんなメリットがあるのか、今回は握力について少しですが紹介していきたいと思います。

握力

握力とは、物を握るときに発揮される力のことで、主に前腕部と上腕部の筋によって力が発揮されます。主に上半身の筋力となりますが、握力は全身の総合的な筋力と関連があることが多くの研究で明らかになっています。

また、握力は簡便かつ安全に測定ができることから、筋力測定の指標として多く用いられます。

握力の平均値は年代によって異なり、一般的には男子は35~39歳、女子は40~44歳でピークに達し、その後加齢に伴い低下します

メリット

日常生活の中で、握力を鍛えたことが役立つシーンはたくさんあります。

例えば、買い物等で重い荷物を運ぶことが苦にならないことも挙げられますし、かたいビンの蓋を開ける時や濡れタオルを絞る時も便利です。

また、手を使う作業を長時間続けられるようになり、パフォーマンスが向上するために動作がスムーズです。

日頃気づかなくても色々な場面で手の力が必要であり、少しの差でもずい分楽になったと感じるはずです。

握力を鍛えることで、見た目のメリットもあります。

握力がつくと自然と重いものを持てるようになり、そのお陰で腕のラインが引き締まるのが良い見た目につながる部分です。

特に男性は強くて逞しい腕に憧れる人が多いので必須ですし、女性でもスッキリとしたラインを作るために必要です。

ある程度の年齢になると自然と老化によって筋力、握力が低下しますが、鍛えることで老化を防げます。

握る力が衰えると全身の筋肉の強さにも影響が出て内臓機能の低下、認知症が発症しにくくなります。

鍛え方

◆ハンドグリップを使用した握力の鍛え方

ハンドグリップを使用して握力を鍛えるという方法が定番であるということは昔も今も変わりがないようです。

古典的ではありますが、やはり定番中の定番で、様々なハンドグリップが販売されています。強度も細かく分れていて、自分の握力に応じた強度のモノを選択してニギニギするのが良いと思います。

一般的な筋肉と同じで、10回程度で限界をむかえる程度の負荷が効率よくトレーニング出来る負荷と言われています。

◆ボールを使用した握力の鍛え方

柔らかいボール(ゴムボール、テニスボールなど)をひたすらニギニギすることで握力が鍛えられます。

個人的には、ハンドグリップは鍛えらる筋肉のバランスが偏っているように感じられるのと、手が痛いのであまり好きではありませんが、ボールを握る方法は均等に鍛えられているような気がして好きな方法です。

◆手の開閉で握力を鍛える

手を握ったり、開いたりの動作を繰り返すことで握力が鍛えられます。
空気を握るだけでも回数をこなせばそれなりに効果は得られますが、入浴中などに湯船の中で行なうのが抵抗が増してより効率的に鍛えられるようになります。

それでもやはり物足りなくなると思うので、ダンベルなどの重量のあるものを持って落とさない範囲で手を開閉することで握力が鍛えられます。

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