パワハラ・モラハラが多い

パワハラやモラハラといった言葉は、近年良く聞かれるようになりましたが、ブラック企業ではこれらの問題も頻繁に発生する傾向があります。
会社におけるパワハラとは、上司から頻繁に暴言を吐かれる、嫌味や当てこすりを言われるといった言葉の攻撃や、無茶の仕事やノルマを課されるといったいやがらせ、また、言葉を交わさなかったり連絡事項を伝えないといった、コミュニケーションの遮断などがあります。
例えば、「お前は使えない」とか「もう来なくていいよ」などの言葉を日常的に言われたり、怒鳴られる、罵声を浴びせられるといったことがパワハラに当たります。
一方、モラハラは立場に関係なく、個人に対し精神的な攻撃を加えることを言います。
例えば、社員間で一人だけ無視される、頻繁に陰口を叩かれる、あからさまな軽蔑の態度を取られるといったことがモラハラになります。
ブラック企業では、こうした精神的・肉体的なダメージが積み重なり、心や体を病んでいく人が多くなっています。

異常にノルマに厳しい

上でも述べましたが、ブラック企業では厳しいノルマが課される傾向があります。
何度も言うように、ブラック企業ではそもそも人材を育てようという意識はありません。次々に使いつぶし、役に立たなくなれば次の人間を入れるといったやり方を取っています。ですから、あらかじめ過酷なノルマを課して、達成するよう厳しいプレッシャーをかけ続けることが日常茶飯事です。社員は何とか与えられたノルマをこなそうと頑張りますが、当然達成できない場合も多く出てきます。その場合、上司から激しい罵声を浴びせられたり、数時間にわたって説教をされるといったいやがらせを受け、場合によっては肉体的な暴力を受けることもあります。こうした過酷なノルマに苦しめられ続けた結果、精神を病んだり、自ら命を絶つといったケースも少なくありません。辞めたくても、前述のように辞めさせてくれなかったりするため、肉体や精神の限界まで酷使させられてしまうという問題があります。

就業規則などのルールが整っていない

就業規則とは、会社と従業員との間に設けられた、さまざまなルールのことを言います。
例えば、労働時間や休憩時間、賃金や退職金、休日や休暇、定年や退職、解雇に関する規定などが定められています。
労働基準法の第89条では、10人以上の従業員を雇用している会社の場合、就業規則を作成するのが義務となっています。これは、アルバイトやパートが含まれる会社も例外ではありません。しかし、ブラック企業の場合は、この就業規則が作られていないか、あっても誰も見られないようにしているいことが多くなっています。これは明らかに法律に違反する行為で、前述のように就業規則は法律で作成が義務付けられていますし、従業員への周知も行われるよう法律で規定されています(労働基準法第106条)。就業規則は労働者の権利を守る意味合いが強いのですが、これを周知させると会社側が強権を振るいづらくなるため、ブラック企業は就業規則などのルールを作りたがらない傾向があります。

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