ながもの概要

“ながも”は一般的には“アカモク”ともいわれている海藻の一種。佐渡では昔から親しまれている馴染みの海藻だ。1月末から2月中のわずかな期間にだけ収穫される。海藻の中でも特にねばり気が強く、「海の納豆」とも称される。細かく刻むとまさしく納豆やとろろのようなネバネバ感。食べるとしゃきしゃきとした食感もあり、さっぱりといただける。生だと茶褐色の“ながも”は熱を加えると一瞬で美しい若草色に変化。色の変化を楽しみたければ、炊き立てのご飯にのせたり味噌汁の仕上げに入れるのがベストだ。

日本各地で愛されている

郷土食として東北地方(岩手県、秋田県、山形県)や新潟県、京都府で好まれてきた。三陸地方では、東日本大震災による津波被害からの漁村復興にも一役買っている。モズクやメカブ同様、ポリフェノールやフコイダン、フコキサンチン、各種のミネラル、食物繊維を豊富に含み、健康に良い機能性の高い食品として注目を集め、産地以外でもスーパーマーケットで販売されたり、定食店や居酒屋で出されるようになったりしている。これにより、三重県のようにかつては食用にする習慣があまりなく「漁船のスクリューに絡む厄介者」扱いされて「邪魔モク」と呼ばれることもあったみたいですよ。

食べ方

茹でて刻んである冷凍の市販品は解凍するだけで、そのまま食べられます。
もし生のナガモ(1~3月が収穫期)を入手したら、
* 軸から葉をしごき取り、よ~く水洗い!
* たっぷりのお湯を沸かし、数十秒湯がく。
* ※この時に鮮やかな緑色に変わります。
* ザルに上げて、水で冷まします。
* 包丁で粘りが出るまで叩きます。
これで下ごしらえの完成です。
味付けはお好みで、出汁醤油や生姜醤油、三杯酢、ワサビ醤油などを掛けてお召し上がりください。

ながもパスタもおススメ

【材料】
* パスタ
* 下処理した生ナガモ(解凍したナガモ)
* ニンニク
* ごま油
* 鷹の爪
* 醤油
* みりん
* 砂糖
【作り方】
* ニンニクと鷹の爪をごま油で香りが出るまで炒める
* 醤油・みりん・砂糖で味付け
* 茹で上げたパスタと和える
以上、佐渡特産のナガモについてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?

関連するまとめ

あなたは何ヶ国のカレーを食べたことがありますか?実はこんなにもあった世界のカレー P…

日本の国民食でも同じみのカレーですが、日本以外でも沢山の国々で食べられている国民食って知ってましたか?ここで…

ラーメン好きなら一度は食べてみたい!ご当地の有名名物ラーメン 群馬〜愛知編

麺やスープへのこだわりがすごい日本各地、ご当地自慢のラーメンをまとめてご紹介します。 知名度抜群の日本三大ラ…

関連するキーワード

takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

アクセスランキング

人気のあるまとめランキング

アンケート特集

みんなはどう思っている?