太古のエジプトでは、あまりの栄養価の高さから王族以外は食用を禁じられていたほどのモロヘイヤ。どんな効果があるのでしょうか。
少し前までは青汁やグリーンスムージーなどの健康食品原料として見かけることが多かったモロヘイヤ。近年は全国的に“生野菜”として販売されることも増え、細かく切ると粘りが出るという特徴を生かした料理も多く考案されています。
カルシウムが豊富
モロヘイヤにはカルシウムが豊富に含まれます。野菜にカルシウムが含まれているとは意外かと思いますが、モロヘイヤには豊富なカルシウムが含まれています
モロヘイヤは野菜平均の約4倍以上のカルシウムを含みます。
カルシウムはミネラルに分類される栄養で、骨や歯を形成する働きや筋肉の収縮、細胞の機能調整、神経の興奮を抑える効能などがあります。
カルシウムは不足しやすい栄養ですので、モロヘイヤなどの野菜から摂取できるのはありがたいですね。
夏バテ予防に
モロヘイヤにはタンパク質代謝に必要なビタミンB6も100gあたり0.35mgと多く含まれており、ビタミンB1,B2,パントテン酸など3大栄養素の代謝に関わるビタミンB群が全体的に多い傾向にあります。
こうした成分の補給に役立つモロヘイヤは代謝を促して疲労回復を手助けしてくれると期待されています。加えてモロヘイヤはビタミンCも100gあたり65mgと非常に多く、それ以外のビタミン・ミネラルも広く含んでいるので栄養補給源としても役立つ食材です。胃腸をいたわりつつ栄養成分をバランス良く補える食材として、疲労回復や夏バテ予防に繋がる可能性があるそうです。
ストレス対策
β-カロテンやカルシウムの多さが特出しているため印象が薄いですが、モロヘイヤは生100gあたり65mgとビタミンCを多く含む野菜でもあります。オレンジなどの柑橘類の約1.5倍の含有量ですから十分に補給源として役立ってくれます。ビタミンCは抗酸化作用を筆頭に様々な働きを持つとされるビタミンですが、ストレス耐性を高める働きも期待されてています。
ビタミンCがストレス対策にも役立つとされるのは、副腎皮質ホルモンや神経伝達物質の合成にも関係しているためです。副腎皮質ホルモンはストレス下で分泌されることが多いため別名「抗ストレスホルモン」とも呼ばれる存在。ストレスかの状況が多い=副腎皮質ホルモンの分泌量が増えるとビタミンCの消費も激しくなることが分かっています。このためビタミンCの補給は副腎皮質ホルモンの正常な分泌を保持し、ストレス抵抗力の低下予防・向上に繋がると考えられています。
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