文化の違い②

・「タクシー」の色
関東のタクシーはド派手なカラーで街中を颯爽と走り回っています。
分かりやすさ重視なのか、交通量の多い関東には確かに分かりやすい。タクシー会社の区別も車の色を見れば一発で分かるオリジナルな感じがあります。
関西のタクシーは全体的に見て「黒色」の車が多い
一説によると大阪万博時に黒い車=高級感と言う連想から増え始めたと言う説もありますがハッキリとした説は無いようです。
確かに黒の車は高級感があって少しリッチな気分になっていいですよね。お客さんをもてなそうと思う気持ちが強い大阪人ならではの発想なのかもしれません。

・「ポリタンク」の色
関東は「赤」
関東では「赤」がほとんどです。
何処と無くガソリンを入れる容器や消火器など、「火気」な物は赤と言うイメージが強いです。
関西は「青」
関西でポリタンクの色は青が定番!

なぜ東と西で色が違うのか?様々な説がありますが
もっとも有力なのは、ポリタンクを製造する際、色付けに使う塗料は青色のほうが価格が安く、商人の町、合理主義の関西では原材料の価格を抑える為に、青色のポリタンクが主流になったと言いわれています。

・「子供の夜泣きの薬」と言えば?
関東圏で樋屋奇応丸をくださいって言うと「何?」って言われます。
○販売元:宇津救命丸株式会社
本社の所在地は東京都千代田区。1597年創業。
関東産まれの人が子供の頃慣れ親しんだ宇津救命丸。こちらのテレビ宣伝も関東地区でしか放送されていないため、関西人にはほとんど浸透していないようです。
関西圏で宇津救命丸をくださいって言うと樋屋奇応丸を渡されて、「同じだから!」と言われます。
○販売元:樋屋製薬
本社の所在地は大阪市。1622年創業。
関西人なら誰でも知っている樋屋奇応丸のCM。マヒナスターズが歌うCMソングはリズミカルで関西人好みという感じがします。関西地区の知名度はほとんど100%と言って良いくらい高いこの樋屋奇応丸も、関東ではCM放送をしていないためほとんど知られていないみたいです。

食べ物の違い②

・「ところてん」の味付け
関東は「酢じょうゆ」などが一般的
関東では酢じょうゆにからしなどでさっぱり食べるのが一般的。
関西では「黒みつ」をかける
関西では「黒みつ」をかけて食べる。くずきりと同じでスイーツとして食べる感覚が大きいようだ。

・お雑煮
関東は醤油ベースが一般的
関東で一般的になっている雑煮は醤油仕立ての汁に一度焼いたお餅を入れ、紅白のかまぼこや大根、人参を入れれば関東風のお雑煮の完成!お餅は切り餅を使い、そのルーツは現代にも言えることなのですが江戸には人口が密集していて手で丸くしなければならない丸もちよりも四角く切った切り餅の方が調理の効率がいいから。と言われています。
関西は味噌仕立てが一般的
関西地方では白味噌ベースの汁に「円満」の意味を持つ丸もちが一般的で、具材も大きめに切るので関東のお雑煮と比べると大きな違いが!奈良では豆腐やコンニャクを入れお餅にはきな粉を付けて食べるといった風変わりなお雑煮もあるそうで、「豊作」の願いが込められているようです。

・「すき焼き」の作り方
関東風すき焼きは「割り下」が命
関東では、先に鍋に割り下(合わせ調味料)を入れ、肉と野菜を入れて一緒に「煮る」調理法が主流。
関西風すき焼きは「焼く」というプロセスに重きが置かれている
関西では、牛肉を焼いてから、醤油や砂糖などで味付けして野菜を入れる「焼く」調理法が一般的となっている。
鍋に入れる肉以外の具材にも地域色は表れています。
例えば、すき焼きには長ねぎを入れることが一般的ですが、関西の家庭の中には「玉ねぎを入れることが当たり前!」という家庭もあります。すき焼きに玉ねぎを入れることで甘みが増し、味に深みが生まれます。
また、白菜も関西で好まれる具材です。先に説明した通り、関西風すき焼きには水気の多く出る野菜が欠かせません。水分を多く含む白菜は、味の調節にぴったりの具材と言えるでしょう。関東でも白菜を入れることはありますが、割り下で味の調節を行っている関東風すき焼きでは、水気の多く出る白菜を入れることで味が薄くなってしまうこともあります。関東風すき焼きに白菜を入れる場合は、味が薄くなることを考慮して割り下を作ることをおすすめします。

・関西には「きつねそば」と「たぬきうどん」は存在しない
一般に関東では油揚げがのったそば・うどんを「きつね」、天かすのせを「たぬき」と呼ぶ。
一方、大阪で「きつね」といえば油揚げのうどんだけを指し、「たぬき」は油揚げののったそばになる。きつねそば、たぬきうどんはあまり見かけない。

Part③へ

関連するまとめ

プロ野球選手にも多い難病の黄色靭帯骨化症とは?

黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこつかしょう)とは、背骨の中心にある脊髄神経の後ろに位置する黄色靭帯が骨化…

三重県の地ビール③

地ビールの背景には、地域があり、人がいます。 小規模醸造ならではのこだわりと想いがあるから人を惹きつけますね…

いくつ知っていますか?12月6日にある〇〇の日!

2019年令和元年もついに12月になりました。 あっという間にの1年だったにではないでしょうか? 本当に時間…

関連するキーワード