精神の安定

セロリ特有の香りには、約40種類もの香り成分が含まれていて、主な香り成分は、アピイン、テルペン、アビオイル、セネリンなどがあります。
アピインはポリフェノールに分類される成分の一種で、精神の安定や、不眠を解消するなどの効能があります。また、テルぺンにはリラックス効果があります。
そのため、セロリにはイライラする気持ちを鎮めリラックスをさせるなど、ストレス解消に効果があります。
この他、頭痛や生理痛などの痛みを和らげる効能があります。これは香り成分に鎮痛作用もあるためです。セロリの鎮痛作用は二日酔いが原因で起こる頭痛にも効果があります。
セロリの種から抽出した精油は、アロマテラピーにも利用されています。

食欲増進

セロリの芳香成分であるアビオイルには食欲増進や口の中をさっぱりさせる効果があると言われています。またキャベツの成分として知られるビタミンU(キャベジン)がセロリにも含まれていますから、胃酸分泌抑制・胃腸粘膜の保護修復など荒れた胃を整える働きも期待されています。そのほか芳香成分によりストレス軽減・精神安定にも有効とされていますから、相乗して神経性の胃痛やムカつきなどの改善にも役立ってくれるでしょう。そのほか不足が夏バテの原因の一つともされるカリウムの補給にも役立つため、食欲増進と合わせて夏バテの予防・軽減にも役立ってくれるでしょう。セロリ自体も非常にサッパリとした野菜ですから、食欲が無いときにも取り入れやすいです。

血行促進

セロリの葉に多く含まれる「ピラジン」という香り成分には血小板の凝集を抑制することで血流を良くしてくれる働きがあると考えられています。際立って多いわけではありませんが、末端血管を広げ血行を促進するビタミンEもセロリには含まれていますから、相乗して血液循環の改善が期待できるでしょう。血液循環が良くなることで冷え性の改善・新陳代謝向上は勿論ですが、血行不良によって起こる肩こりや腰痛の軽減なども期待できます。

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