肉料理など、脇役として活躍するクレソン。どんな効果があるのでしょうか。
クレソンは、肉料理などの付け合わせとして見かけることから、脇役としての印象が強い野菜かもしれません。
しかし、ピリっとした辛さと香りの強さがクセになる方も多いでしょう。実は、クレソンはメインの料理を引き立てるだけの野菜ではないのです。
骨や歯の健康に
クレソンは様々な栄養素を含むと注目されている野菜ですが、ミネラル類の中でも100gあたり110mgとカルシウムを多く含んでいることが特徴と言えます。ケールや水菜などクレソン以上にカルシウムを含む食材もありますが、野菜類としては上位グループ。カルシウムは私達の骨や歯を維持するために必要なミネラルで、不足すると歯が脆くなったり骨密度低下による骨粗鬆症リスクが高まることが指摘されています。お子さんの成長のサポート・加齢による骨粗鬆症予防のためにも意識的に摂取したいミネラルです。
加えてクレソンには骨を丈夫に保ってくれるビタミンとして注目されているビタミンKも豊富に含まれています。カルシウムが骨に沈着するために働くタンパク質を活性化する働きがあり、不足は骨粗鬆症のリスクを高めることが指摘されています。クレソンはカルシウムとビタミンKの両方を補給できることから、骨粗鬆症が気になる方に適した野菜であると考えられています。骨粗鬆症予防としてはカルシウムの吸収・沈着を助けたり血中カルシウム濃度を一定に保つ働きを持つビタミンDを含む食材と組み合わせるとより効果が期待できるそうです。
妊婦さんに
クレソンは生100gあたり150μgの葉酸を含んでいます。葉酸はタンパク質や核酸(DNAやRNA)の合成・神経細胞の代謝などに関わることから胎児・赤ちゃんの健全な発育をサポートしてくれる栄養素でもあります。妊娠中や授乳中は一日の推奨摂取量が多く設定されていますし、妊活の段階から取り入れる方もいらっしゃいますね。同じく妊娠中や授乳中に意識したいカルシウムも豊富に含まれていること、β-カロテンやビタミンCなどの補給にも役立つことから、妊娠中の栄養補給に役立つ食材としてクレソンが紹介されることも増えました。
皮膚や粘膜にも
クレソンを食べることで、ビタミンAも摂取することができます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つために大きな働きをする栄養で、不足すると肌が荒れたり、皮膚病にかかりやすくなったりします。
また、目の健康を保つためにも欠かせない栄養ですので、特に目を酷使する環境の人は積極的に摂りましょう。
ビタミンAは脂溶性の栄養ですから、食材を油で調理すると体内吸収率を上げることができます。
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