「鶏むね肉」に含まれる栄養素

「鶏むね肉」は、牛肉や豚肉にくらべてタンパク質は多いのに、脂肪の含有量が少なく低カロリーなヘルシー食材です。鶏むね肉のタンパク質に含まれるアミノ酸のトリプトファンは、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを生み出す元となり、精神の安定に効果があると言われています。同じくアミノ酸の一種であるロイシンは、筋肉の分解・合成に関わることからロコモティブシンドロームを予防する働きがあります。また、皮膚や粘膜、眼の健康を保つ作用があるビタミンAも豊富に含まれています。食肉のおいしさを担ううまみ物質のグルタミン酸やイノシン酸が多いのも、魅力のひとつです。

渡り鳥が休みなく飛び続けられるパワーの源

「鶏むね肉」を摂るメリットとして注目されているのが、イミダゾールジペプチドという抗酸化・抗疲労成分です。イミダゾールジペプチドは、カルノシンやアンセリンなど、動物の筋肉にある2種類のアミノ酸(ヒスチジンとβ-アラニン)が結合したジペプチドのことで、この成分は、およそ1万km以上も休みなしで飛び続ける渡り鳥のパワーの源になっていると言われています。渡り鳥の翼の付け根の筋肉には、イミダゾールジペプチドがたくさん含まれていて、抗疲労効果がある成分の中で最も高い抗疲労効果があるそうです。

疲労回復成分のイミダゾールジペプチドが豊富な「鶏むね肉」

「鶏むね肉」は、食肉のなかでもっとも、このイミダゾールジペプチドが多い食材です。イミダゾールジペプチドは肉体疲労だけでなく、脳の疲労にも効果があるといわれています。さらに、抗酸化作用によるアンチエイジング効果やがん予防、アルツハイマー型認知症の予防・減速など、さまざな領域でも研究が進められていると言われています。

人間の体内にあるイミダゾールジペプチドは、加齢とともに減少することがわかっています。現代人にとって、イミダゾールジペプチドが豊富な「鶏むね肉」は欠かせない食材と言えるので、毎日の食事に取り入れてみましょう。

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