目覚めもスッキリ!寝起きに「炭酸水」

夜更かししてしまったり、仕事や家事が忙しかったりで、十分な睡眠がとれず、それでも決まった時間に目覚まし時計で無理矢理起着るような毎日を送っている方は多いのではないでしょうか。そんなときこそ、まず起きたらグラス1杯の「炭酸水」を飲みましょう。

体が起きたての時に意識がボーっとしているのと同じように、朝は体の中も十分に目覚めていません。特に胃は夜9時ごろに活動が弱まり、朝の7時ごろから活動を再開するといわれています。このとき「炭酸水」の刺激が、胃の活動を助けてくれるんです。

また寝ている間に水分は想像以上に不足しています。水分補給にも起きぬけの1杯が役立ちます。便秘気味の人なら、炭酸で胃が刺激されるのにともない腸も活発化され、心地よいお通じも期待できます。何よりも、さわやかな炭酸水でスッキリ目覚めれば、爽快な1日がすごせそうな気分になるようです。

食欲増進効果と食べ過ぎ抑制?食前・食事中に「炭酸水」

健康や美容のために1日3食しっかり食べるのがよいとは分かっていても、ダイエットのために2食ですませたり、朝はギリギリまで寝ていて朝食も摂ら無いという方は多いですよね。こんな方々に「炭酸水」は効果があります。朝は食欲がないという人も、朝食をとる前に炭酸水を飲んでおけば、食欲が刺激されるそうです。これは「炭酸水」に食欲を増進させる働きがあるからです。ただ食欲を増進してくれるのと同時に、食べすぎを抑制してもくれる効果もあるので、ダイエットされている方も安心です。

なぜ「炭酸水」に正反対の働きがあるかと言うと、寝起きに炭酸水を飲むと胃が活性化するといいましたが、それは胃本来の働き、空腹時に食物を欲し、満腹時には摂食を抑制する働きに作用するからです。

朝であれば、あまりたくさん飲む必要はありませんので、グラス1杯(150~200ml)ほどの炭酸水を食前に飲めば、いつも以上においしく朝食が食べられるかもしれません。ここで大切なのは食前だけでなく、食事中も炭酸水を飲むという点です。炭酸水は胃のなかで炭酸ガスを発生させます。炭酸ガスで胃がふくれるので、無理をせずに食べる量を減らすことができます。ダイエットにうってつけの飲み物ですね。

もちろん朝食だけでなく、ランチでもディナーでも、食前、食中に炭酸水を飲むようにしましょう。普段、食事といっしょに飲んでいる水、お茶に置き換えることで、カンタンに習慣化することができます。しかし、注意点がひとつ。食前には冷えたもの、食中には常温に近いものを飲むようにしましょう。冷えた炭酸水は食欲増進、常温の炭酸水は食欲抑制により効果を発揮するからです。

お酒の代わりに「炭酸水」

カロリーが高いのでダイエット中は控えたい、深酒はお肌にも悪いのでほどほどにしたいなど、お酒の悩みも「炭酸水」で乗り切りましょう。

メニューになくても、お酒を割るためにだいたいの店では常備していると思います。もちろん、ソフトドリンクのサイダーは糖分が多いのでダメです。無糖のものであれば、ダイエットされている方でも安心ですね。おつまみなどと一緒に飲めば、食べ過ぎを防ぐこともできますので、「炭酸水」で一石二鳥の効果が得られる飲み方です。

水分補給と疲労回復!スポーツと一緒に「炭酸水」

「炭酸水」には疲労を取りのぞく効果があります。スポーツなどで筋肉を使っているとき、体内では脂肪が酸素と結びついて燃焼している状態です。そのときに生まれる物質が乳酸です。乳酸は疲労物質として知られ、それが筋肉などに溜まって疲労を感じるようになるのです。炭酸水にはこの乳酸を中和する働きを持っているのです。

また疲労時には乳酸と同様の疲労物質、水素イオンも体内に溜まります。炭酸は水素イオンと結びついて水と二酸化炭素を産生しますが、二酸化炭素は呼吸とともに、水は尿や汗となって体外に排出され、それが疲労回復につながるのです。

一日の締めくくりに「炭酸水」

1日の締めくくりに、お風呂上りに「炭酸水」を飲んで疲れを癒しましょう。炭酸水には血行を促進させる効果があるので、お風呂で温まった全身を冷めにくくしてくれます。つまりお肌の新陳代謝が上がるので、風呂上がりの1杯は美肌にも効果的な飲み方なのです。

お風呂から上り炭酸水を飲むことで、炭酸ガスでお腹もふくれ、寝る前についつい手が伸びてしまうおやつの誘惑に負けることがないのもうれしいですね。就寝中には500ml~1リットルの水分が体内から失われるといいますが、就寝前にしっかり水分をとっておくことで寝ている間に体がカラカラに乾いてしまうことも防ぐことができます。

関連するまとめ

キーンとくるやつ!冷たい物を食べると頭が痛くなるのはなぜ?

アイスやかき氷にソフトクリームなど、冷たい物が恋しい季節になってきました。ところで、冷たい物を食べると頭がキ…

必須の栄養成分を備えたスーパーフード「玄米」

その栄養効果は以前から注目されていた「玄米」。食べにくい印象がありましたが、いまでは美味しくいただく方法も増…

7月22日は「ナッツの日」。様々な「ナッツ」には多くの栄養効果が!

7月22日は、「ナッツの日」です。1996(平成8)年12月16日 に、日本ナッツ協会が語呂合わせで制定され…

関連するキーワード