中国では古くから薬膳料理の食材としても知られいたアスパラガス。どんな効果があるのでしょうか?
原産は地中海東部で、日本には江戸時代に観賞用として持ち込まれたのが始まりでした。
日本に食用として導入されたのは明治時代で、大正時代には欧米へ輸出するホワイトアスパラガスの栽培が始まり、その後の昭和40年代以降にグリーンアスパラガスが一般の食卓に多く並ぶようになったそうです。
疲労回復に
アスパラガスに含まれるアスパラギン酸は疲労回復に効果がある栄養素として、多くの栄養ドリンクに配合されていて、タンパク質からエネルギーを作り出す為に必要な物質を生成する力があります。
また、人間がエネルギーを生み出すのに必要なグルコースを炭水化物から作り出す代謝経路にも、アスパラギン酸が役立っています。
つまり、身体のエネルギーを生み出すためにとても重要な成分です。
マウス実験では、アスパラギン酸とカルニチンの混合物を与えた結果、運動の持続時間が延長したという研究データもあるそうです。
ストレス対策に
アスパラにはGABA(ギャバ:ガンマ-アミノ酪酸)も含まれています。GABAには神経の興奮を抑え副交感神経を活発化することでリラックス効果をもたらす働きが認められています。神経系の興奮を鎮めめたり、リラックス状態に導くなどの働きから不眠や自律神経失調の改善などにも効果が期待されています。
アスパラギン酸も興奮性神経伝達を担う興奮性アミノ酸として作用しストレス耐性を高める働きがあると考えられています。鎮静と興奮両方の作用を持つアミノ酸の働きによって、精神のバランスを整えたり、神経疲労や気持ちの落ち込みなどを緩和する働きも期待できるそうです。
生活習慣病予防に
アスパラガスにはルチンという栄養も含まれています。
ルチンルチンの効果 - 血管を強化するポリフェノールの効果と働き
ルチンには毛細血管を補強し、全身に栄養や酸素がしっかり行き渡るようにサポートする効能があります。
また、血管の流れを正常化することで、動脈硬化や高血圧などの病気を予防します。
さらにルチンはポリフェノールの一種であるため、強い抗酸化作用があります。ルチンの持つ抗酸化作用により、老化防止やがん、生活習慣病の予防などの効能が期待できます。
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