蕎麦に含まれるルチン

「蕎麦」に含まれるルチンも、アンチエイジングに効果があります。ポリフェノールの一種であるフラボノイドに属するルチンは、強い抗酸化力で活性酸素を除去します。さらに、ルチンには血流を良くして血圧を下げるという健康効果も注目されています。

ルチンを多く含む食材と言えば「蕎麦」です。「蕎麦」には抗酸化作用のあるルチンだけではなく、ビタミンやミネラルも含むため、積極的に摂りいれましょう。中でも韃靼(だったん)そばのルチンの含有量は、通常の蕎麦の100倍と言われ、非常に多くのルチンを含んでいます。

ちなみに、ルチンは水溶性の成分なので、茹で汁に流れ出てしまうため、しっかりとルチンを摂るには、そば湯もいただきましょう。

緑茶に含まれるカテキン

「カテキン」はポリフェノールの一種で、特に「緑茶」に多く含まれています。老化の原因は様々ありますが、美容面で身体の老化は酸化が原因です。人間は呼吸によって酸素を摂り入れ、血液によって身体のすみずみまで酸素が運ばれています。酸素は人間に欠かせないものですが、代謝の過程で必ず活性酸素が発生してしまいます。この活性酸素が増えすぎると酸化し身体が錆びてしまいます。

そんな活性酸素の発生を抑え、除去するのが抗酸化物質で、特に抗酸化力が高いのは、自然界に多く存在するといわれているポリフェノール。中でもアンチエイジングに優れるカテキンは「緑茶」に豊富に含まれています。「緑茶」は身近で手に入りやすいのでオススメです。

食物繊維、β-カロテンやα-カロテンが豊富なニンジン

抗酸化成分が豊富な「ニンジン」もオススメです。カロテノイドの一種である、β-カロテンやα-カロテンが抗酸化成分として「ニンジン」に多く含まれています。特に、β-カロテンは摂取後に体内でビタミンAに変わりますが、効果は老化だけではなく、美肌にも良いという嬉しい効果を期待できます。

さらに、食物繊維も多く含むため、腸内環境を整え便秘改善にも有効とされています。「ニンジン」は、身体の酸化防止から美肌、腸内環境を整えることまで効果が期待できます。食材としても使いやすい上に、抗酸化物質が多く含まれている優れものです。調理の際には、油と一緒に摂ることでカロテンの吸収は更に良くなるそうです。

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