今年のトレードデッドラインも例年同様、1週間前ぐらいから動き出し、デッドラインの日には多くのトレードが発生しました。
大小様々な多くのトレードがありました。
イースタンのような大きな動きをしたところは、ウェスタンではダラス・マーベリックスぐらいではないでしょうか。
このマーベリックスのトレードを少しまとめてみます。

スターター5名のうち4名放出でドンチッチのチームへ

ダラス・マーベリックスがトレード期限までで行ったトレードで獲得した選手・放出した選手です。
・獲得選手
【ニックスから獲得】
クリスタプス・ポルジンギス
ティム・ハーダウェイJr
コートニー・リー
トレイ・バーク
【キングスから獲得】
ザック・ランドルフ
ジャスティン・ジャクソン

・放出選手
【ニックスへ放出】
デニス・スミスJr
ディアンドレ・ジョーダン
ウェスリー・マシューズ
【キングスへ放出】
ハリソン・バーンズ

放出した4選手はスターターで試合に出ていた選手達です。
15-16シーズン以来のプレイオフ進出に、ギリギリ可能性ある戦いをしていただけに、4人のスターターのトレードは、未来への投資のトレードと言っていいでしょう。

そして、この方向へ舵を切った理由は、ルカ・ドンチッチですね。
16歳からヨーロッパでプロとして活躍し、ユーロリーグで最年少MVPにも輝き、かなり高い前評判でNBAにやってきて、ルーキーシーズンの今シーズンで、ここまで活躍されれば、そりゃチームは動きますよ。
ヨーロッパから来る選手はNBAに適応するのに時間がかかるといわれますが、ほんと1年目からこの活躍は末恐ろしいです。
チーム側もドンチッチの能力は信じていたと思いますが、1年目からの活躍は嬉しい誤算だったのではないでしょうか。

ポルジンギス獲得という賭け

ニックスとにトレードのメインはポルジンギス。
3人のスターターだけではなく2つのドラフト1巡目指名権もつけての獲得。
能力は間違いないです。
そこは証明されているんですが、やはり心配なのが昨年2月にやってしまった、左膝前十字靭帯断裂ですね。
復帰までには約1年かかると言われてるほどの大怪我です。
約1年ならそろそろかとも思いますが、大事をとって今シーズン復帰しないとも言われていますね。

選手生命が断たれるという訳ではないんですが、膝の前十字靭帯断裂は、デリック・ローズやジャバリ・パーカーもやっている怪我で、怪我から復帰後に、前のようなパフォーマンスが見せれたかと言われると、難しいとこです。
さらにポルジンギスの220cmを超える身長。
これは完全に個人的なイメージですが、高すぎる身長は怪我を誘発しやすそうで、復帰後にまた違った怪我を負ってしまうという事もありそうです。

ポルジンギスとの関係が修復不可能となって、トレード相手を探して色々と打診していたと言われてるニックスに対して、選手だけではなくドラフト1巡目指名権2つは大盤振舞いし過ぎじゃないかかと思いましたが、ポルジンギスほどに選手を獲得できるチャンスで、渋って獲得出来ないぐらいなら、リスク承知で獲得に走ったのもそれはそれで正解かもしれませんね。

今シーズンのプレイオフ進出は難しくなりましたが、ポルジンギスが復帰する来シーズン以降どうなっていくか、先ほどのリスクは最悪パターンですの、ドンチッチとポルジンギスのコンビがどれぐらいリーグにインパクトを与えてくれるか楽しみにしましょう。

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