飲み会などでする乾杯!乾杯の歴史はいつから行われているのか?
最初は「乾杯」ではなく「万歳」というかけ声で杯を挙げていましたが、「万歳」という言葉は天皇陛下への祝賀を意味するものだったので、より使いやすい言葉として乾杯が使われました。
はじめに
お酒を飲む時に必ず行う乾杯と言う言葉。日本だけでなく世界でも乾杯をしてから飲む習慣がありますね。新年会や忘年会などのシーズンでは、居酒屋さんなどで、たくさんの「乾杯」が聞こえたのではないでしょうか?そもそも、飲む時になぜ乾杯をするのでしょうか?
今回はそんな乾杯について紹介したいと思います。
乾杯の歴史
「乾杯」は意外に新しいしきたりであり、一般に普及していくのは明治・大正期頃からであることが、「文明開化と乾杯」(山本志乃)で考察されています。
米国へ渡航した幕府役人による江戸時代末期の文献には、立ち上がって杯と杯とを軽く合わせて飲む乾杯のしきたりを見聞したことが記されています。ペルリ提督の『日本遠征記』でも、軍艦で行われた宴席で、健康を祈るといった祝意を込めて乾杯していた様子が描かれています。幕府役人らが、これらを垣間見てその所作を真似たことが日本での乾杯の先駆けであると推察されています。それが明治期に入り、西洋の文化が取り入れられ、ビールをはじめとして洋酒も次第に嗜まれるようになる中で、乾杯が普及していきました。
最初の掛け声は乾杯ではなかった!?
最初は「乾杯」ではなく「万歳」というかけ声で杯を挙げていましたが、「万歳」という言葉は天皇陛下への祝賀を意味するものだったので、より使いやすい言葉として漢語で「杯の酒を飲み干す」という意味の「乾杯」が使われるようになりました。以降、「乾杯」の言葉と習慣は一般にも広く定着していきました。
ルーツ
酒の杯を掲げるという行為そのものは、古代ヨーロッパで神や死者のために酒を飲む儀式がルーツとされています。中世になると「悪魔を追い払う」「衝撃で互いの酒を飛ばし合って毒が入っていないことを証明する」といった理由から、酒の杯を当てるようになりました。この習慣は酒を飲む世界のあらゆるところに広がり、そのかけ声はさまざまです。
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ソフトボールをずっとやってきたので野球大好きです。
12球団のホーム球場制覇まで、残すは日ハムのみ。
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