輪島朝市

輪島朝市は石川県輪島市で開かれている朝市です。開催日は正月の3が日と第2・第4水曜日を除く毎日、時間は午前8時から12時までとなっています。ただし、休日や繁忙期などにはこの日に営業することもあるそうです。だいたい7時半ごろになると店が出始め、11時ごろになるとそろそろ売り切れになる店がでてくると言われています。
朝市が開かれる場所は「朝市通り」と呼ばれる商店街です。約360メートルの通りに200以上の露店が立ち並びます。輪島朝市へのアクセスですが、輪島朝市は輪島マリンタウンの近くにあるので、そこを目指してアクセスするとよいでしょう。
輪島朝市は、現在数ある朝市の中でも最も古い朝市として知られています。文献によるとなんと平安時代からあったとのことなので、1000年以上の歴史があることになります。最初は神社の祭礼などの際に品物をもちより、物々交換を行っていたようです。
室町時代ごろになると、輪島朝市は4と9のつく日に市が開催されるようになったとされており、今のようにほぼ毎日朝市が開かれるようになったのは明治時代になってからのことだそうです。朝市に店を出すためには組合に加入し、権利を得なければならないのですが、先祖代々この営業権利を引き継いでいる店も多いようです。
輪島朝市は他の朝市と同様に、地元の台所として古くから利用されてきました。出店している店が扱っている商品も幅広く、生鮮魚介類はもちろん、草花や農産物、工芸品、民芸品などもあります。でもやはり一番の見どころと言えるのは、能登の海産物ではないでしょうか。炭火コーナーがあり、そこで買った新鮮な魚を焼いてすぐに食べることもでき、人気です。
輪島朝市で面白いのは、商品に値段がついていないものが多いということです。これは、お店の人との話し合いで値段が決められるということ、つまり値切ることができるのです。元気な朝市のお店の人とコミュニケーションを取るのも朝市の楽しみ方の一つですから、ぜひチャレンジしてみてください。

勝浦朝市

勝浦朝市は千葉県勝浦市で行われている朝市です。勝浦朝市の開催日ですが毎週水曜日と6月第一火曜日、1月1日が定休日で、他が開催日となります。ただし勝浦朝市の場合、場所が変わります。1日から15日は下本町朝市通り、16日から末日までは仲本町朝市通りとなります。開催時間はいずれも6時から11時ごろまでとなっています。
勝浦朝市へのアクセスですが、最寄り駅はJR外房線の「勝浦」駅です。勝浦駅は特急「わかしお」が停まるので、時間さえうまく合わせられれば、東京あたりからでも日帰りで勝浦朝市に行くことができます。勝浦駅から勝浦朝市へのアクセスも徒歩で10分ほどと近く、どこからでも最も行きやすい朝市からもしれません。
勝浦朝市は1591年から始まりました。当時勝浦城主だった植村土佐守泰忠という人物が、農業、漁業の奨励をはかるため、勝浦の寝古屋に物資の交換の場として開設したのが始まりと言われます。当時は開催日が毎日だったので、一ヵ月のうち上旬を上本町、中旬を仲本町、下旬を下本町と、開催日に合わせて場所を移動させていました。
勝浦朝市は千葉県第2位の漁獲量を誇る勝浦港が近いため、豊富な海産物が並ぶ点が見どころです。もちろん産直野菜も豊富です。また勝浦朝市で外せないのが食べ歩きです。朝市そのものはもちろんですが、漁港に近いほうに「朝市新鮮広場」があり、新鮮な魚介類をふんだんに使った料理を味わうことができます。ぜひその味を存分に楽しんでください。

宮川朝市

宮川朝市は岐阜県高山市で開かれている朝市です。宮川(神通川)沿いで行われることからこの名前がつきました。開催日は年中無休ですが、4月から11月は6時ごろから、12月から3月の冬の間は7時ごろから12時までの時間で開催されています。現在は約50から70軒の店が営業を行っています。
宮川朝市も「朝市通り」で行われています。周辺は高山陣屋跡や古い町並みがある場所で、開催日には江戸時代の雰囲気が漂い、その点でも魅力的です。アクセスも非常に便利です。最寄り駅は「高山」駅で、駅から徒歩で10分ほどで到着できます。特急「ひだ」が使えるので、多少距離があっても日帰りで朝市を楽しむこともできるでしょう。
ちなみに高山には宮川朝市のほか、高山陣屋そばで行われる「陣屋前朝市」もあり、高山の朝市の双璧をなすと言われます。こちらの開催日も宮川朝市と同様年中無休ですが、営業が始まる時間が1時間ほど遅いです。ですから宮川朝市を一通りみてから陣屋前朝市も見るのがおすすめです。
高山で朝市が行われるようになったのは江戸時代中頃のことだと言われます。もともとは高山にある高山別院照蓮寺付近で行われていたものとされています。当時は米や桑、花などの市が中心だったそうです。そして明治の中頃になると、野菜なども並べられるようになってきました。
第二次世界大戦後、1947年になり、安川朝市組合が結成されました。当時は安川通りで朝市が行われていたためこの名前がついたようです。しかし1953年、安川通りが国道158号に含まれることになり、そこで朝市をすることができなくなりました。そこで現在の宮川沿いに移転し、宮川朝市として現在に至ります。
宮川朝市は高山市という山がちの所で行われている朝市です。そのため見どころとしては新鮮な野菜や果物、花などが多く扱われているという点があげられます。また、それらの野菜を使って作った漬物や、有名な朴葉味噌などは他のどこでも味わえない一品が揃います。
また、さるぼぼや一位一刀彫などの民芸品や工芸品なども多く扱われているのが特色で、日帰りなどの場合にここで高山の土産を購入するのもおすすめです。ぜひ地元の高山ことばを聞きながら、どこでも手に入らないような一品やおいしい野菜を手に入れてください。

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