大坂なおみ選手が優勝した全豪オープンテニス。
男子は、錦織選手が準々決勝で敗れた、ジョコビッチがキャリア史上最多7回目の優勝の偉業を為し得ました。

決勝の相手はナダル選手。
名前ぐらいは聞いたこともあると思います。
現在はこの2名とフェデラー選手を加えた3人をBIG3と呼ばれていたりします。
テニスをそこまでしない私でも、毎回毎回この3人の誰かが優勝しているイメージでしたので、過去10年の4大大会の優勝者を調べてみると驚愕の結果がでした。

過去10年40回中32回がBIG3の優勝

今シーズンは始まったばかりですので、今回の全豪オープンの成績は加えず、昨シーズンまでの成績で調べてみました。
4大大会過去10年ということで、全部で40回行われているわけですが、そのうち32回この3人が優勝していました。
40回中32回ですよ?
異常だろ!!!
って思いますよね。それだけこの3人が長きにわたり活躍している証拠です。
ジョコビッチはずっと強いイメージですが、ナダル・フェデラーは怪我などで低迷期があったと思うんですが、それでもそこから復帰・復活してまたトップレベルで活躍しているのも凄いです。

BIG4まで広げればさらに凄い

冒頭BIG3とは言いましたが、錦織選手がランク上げて行っていた頃は、この3人とマレーという選手を加えBIG4と呼ばれていました。
マレー選手は怪我で今シーズンで引退する事を表明していますが、このBIG4でいえば40回中35回の優勝でした・・・

過去10年4大大会優勝者はたった7人

BIG4以外で過去10年で優勝した選手は3人でした。
ワウリンカ選手が2014全豪・2016全仏・2016全米の3回
デルポトロ選手が2009全米
チリッチ選手が2014全米
この3人とBIG4合わせて10年間で7人しか優勝者がいないんですね。
チリッチ選手の2014年全米優勝は、錦織選手と決勝で戦った大会です。
こうやって過去10年の結果をみると、本当に2014全米オープンは惜しかったです。

まとめ

過去10年の男子の4大大会の結果でした。
2016年全米オープンをワウリンカ選手が優勝してからは、BIG3以外優勝者はいません。
いかにこの3人が飛び抜けているかがわかります。
当然この3人とも全ての4大大会で優勝しており、生涯グランドスラム達成しています。
男子の生涯グランドスラム達成者は8人。
8人中3人がこのBIG3です。

これで現在の男子テニスで4大大会を優勝することの難しさをわかってもらえたでしょうか。
私の近しき人とかに、錦織選手はいつまでも優勝出来ないからダメだ。とか言っている大馬鹿者がおり、この10年の成績を調べた次第です。
私はここ5年ほどは、日本アスリートの中で錦織選手が1番世界最高峰の選手相手に戦っていると思っています。
自分だったら毎大会この3人が立ちはだかっていたら心折れてしまいます。

これほどの選手たちと戦っている錦織選手を、優勝していないからダメだ。いつもベスト8ぐらいで負けてダメだ。とかふざけた事は言わずに、これからも応援していきましょう!

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