
寝相が悪いって言われたこと、ありませんか?寝相が悪い人に共通する原因とは
布団からはみ出て床で眠っていたり、ベッドから落ちたりと、とにかく寝相が悪い人っていますよね。その原因について紹介します。
寝相の悪いときは眠りが浅い
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つがあるのは有名ですよね。眠りの浅い方が「レム睡眠」で、眠りが深い方が「ノンレム睡眠」です。大人が寝ている間にモゾモゾと身体を動かしているのは、眠りの浅いレム睡眠中によく起きることです。部屋の温度や湿度などの睡眠環境に何かストレスを感じたとき、眠りが浅くなって寝相が悪くなるのです。寝相の悪さは睡眠中に血流が滞らないための予防としては良い意味を持ちますが、寝返りを多く打ったり変なポーズで寝てしまうと、身体を寝違えるリスクも高まります。
もしかして睡眠時無呼吸症候群かも
寝相が極端に悪い時には何らか体へのサインの可能性があります。その可能性が高いのは「睡眠時無呼吸症候群」です。これはどのような状態なのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群とは簡単に言うと寝ている間に呼吸が止まってしまうことです。止まってしまうといっても一時的なものなので、死亡する可能性があるものではありません。寝ている間のことなので、自分ではなかなか気づきづらいことが特徴です。
原因は気道が塞がってしまうことです。眠っている状態では全身の筋肉が弛緩します。仰向けに寝ていると舌が喉に落ち込んできてしまい、気道が塞がってしまいます。その結果、呼吸が止まります。呼吸が止まってしまうと酸欠の状態になります。足りない酸素を補おうと身体は心拍数を高くします。心拍数が高い状態は心身ともに、覚醒に近い状態となっているため睡眠の質が極端に低下します。
また呼吸が止まってしまう息苦しさでむせてしまったり、寝相が悪くなったりもします。睡眠時無呼吸症候群では代表的に以下のようなものが生じます。
・大きないびき
・いびきが止まる、大きな呼吸、いびきの再開の繰り返し
・呼吸音が消える
・息苦しさで起きてしまう
・(苦しさで)寝相が悪くなる
・寝汗がひどい
・朝、起きた時に熟睡感がない
・昼間に強い眠気がある
など
子供の寝相が悪いのはいいことらしい
子供が寝相を崩すのは、深い眠りのとき。脳が休んでいるから、体の姿勢を維持できないのだという。日中の運動量やエネルギーの代謝が活発な子ほど、深い眠りにつくことができるし、その分、寝相が悪くなる。
ゴロゴロ転がっているのは脳をしっかり休ませている証拠なので、脳の健全な発達につながっていると考えていいそうだ。つまり寝相が悪いのは喜ぶべきことなのである。