青森 観光地編①

●盛美園
昭和28年に国の名勝指定された「盛美園」は、弘前市からほど近い平川市(旧尾上町)にあります。JR弘前駅から弘南鉄道に乗り換えて約20分、津軽尾上駅で下車して徒歩10分のアクセスです。鎌倉幕府5代執権・北条時頼の家臣だった清藤盛秀から続く名家・清藤家が、明治35年から9年かけて築いた屋敷と庭が「盛美園」なのです。
「盛美園」はスタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」のモデルとしても知られています。実際に宮崎駿さんたちが訪れて、美術設定などの参考にしたそうです。1階は日本風建築で、2階は洋風建築。2階の出っ張った部分は展望室で、空中にいるような気分になることから、空中楼閣と呼ばれていました。庭は3,600坪と実に広大です。
1階の和室は、黒檀に紫檀、白檀などの銘木をふんだんに使い、欄間・ふすま・障子も手の込んだ細工が施されています。併設されている御宝殿は金箔で装飾されていて、清藤家秘蔵の日本最大の黄金の蒔絵も観覧できます。11月中旬からは冬季料金となり、ほぼ半額の入館料となります。御宝殿は閉鎖されて観覧できませんが、雪の「盛美園」はまさに絶景です。広大な庭園の雪景色の中にそびえる、独特のデザインの屋敷の美しさをご堪能ください。

●立佞武多の館
青森県と言えば「ねぶた祭」が有名ですよね。しかし、実は「ねぶた」と「ねぷた」の2種類があるのをご存知ですか?弘前市と五所川原市は「ねぷた」で、青森市は「ねぶた」と呼んでいます。今回ご紹介する五所川原の「ねぷた」というと、高さが22mある「立佞武多(たちねぷた)」という巨大ねぷたのことを指します。これらを通年で保存しているのが五所川原市の中心部にある「立佞武多の館」です。
五所川原の伝統の「立佞武多(たちねぷた)」復活までの歴史や、実際に運行される立佞武多の実物が3体展示されています。高さ38m、地上6階の建物です。JR五所川原駅から徒歩5分ほどで行くことができます。
実際に「五所川原ねぷた祭」で運行された、巨大な立佞武多を観覧できます。通路には、五所川原の立佞武多の資料が展示されています。

●ねぶたの家 ワ・ラッセ
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、JR青森駅から徒歩2分で行くことができる観光スポット。平成23年1月にオープンし、1年中「青森ねぶた祭」気分を楽しめる施設になっています。
大きなホールには、青森ねぶた祭の歴史と、その年のねぶた祭に出陣した5台の大型ねぶたが展示されています。スクリーンに実際のねぶた祭の映像が上映されるだけでなく、土・日・祝日には「ねぶた囃子生演奏&ハネト体験ショー」が行われます。ハネトとして踊ったり、太鼓を叩いたり、実際のねぶた祭の雰囲気を体験できます。
ワ・ラッセの「ワ」は、「和」と「輪」を意味しています。和は調和、輪は人々の輪。「ラッセ」は、ねぶた祭のかけ声「ラッセラー」を意味しています。

●青森県立美術館
三内丸山遺跡の隣にある「青森県立美術館」。こちらでは常設展をコレクション展と呼び、青森県出身のアーティストの作品が展示されています。特に人気なのが奈良美智氏の作品。また、圧倒される展示は、アレコホールにあるシャガールの巨大なタペストリーです。バレエの舞台背景として描かれた縦が約9メートル、横は約15メートルの3枚は迫力満点です。
巨大モニュメント「あおもり犬」は、青森県出身の奈良美智の作品です。コンクリートの壁に囲まれた、巨大な「あおもり犬」は実にシュールです。高さは8.5mあります。
奈良美智氏、成田亨氏、棟方志功氏など、青森県出身のアーティストの常設展示はもちろん、特別展示にも力を入れています。
建物のイメージは、隣にある「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場のトレンチ(壕)から着想されました。地面が幾何学的に切り込まれた展示空間は、古今東西まったく存在したことがなかったユニークさです。アクセスは、新青森駅からバスで10分。アートに親しみやすいと評判の美術館です。

青森 グルメ編①

●せんべい汁
鶏肉などでだしを取ったスープににんじんやごぼう、きのこなどの旬の具材を入れ、しょうゆで煮立てたものに南部せんべいを割り入れた鍋料理。せんべいは鍋専用の溶けにくいものを用います。だしの色とうまみがたっぷりと染み入った南部煎餅の麸のような食感と歯ごたえが人気。発祥は諸説様々でありますが、江戸時代から作られているものだといわれています。現在では料理用の南部せんべいをすき焼きなどの鍋料理に用いる事もあり、幅広い食べ方で愛され続けているようです。

●大間のマグロ
大間の近海は、エサとなるイカやサンマが豊富なことから、マグロの漁場として名高く、マグロの中でも最高とされるクロマグロ(本マグロ)も、一本釣りで漁獲されています。クロマグロは、通常100キロ前後の7~8年ものがほとんどですが、600キロを超える超大型マグロが水揚げされたこともあると言います。大きさだけでなく、質が良いことでも知られ、築地のセリで202キロのマグロに2020万円の高値がついたこともあり、高価なことから「黒いダイヤ」とも呼ばれています。マグロの旬は秋。とろけるような脂の旨みと甘みを堪能して欲しいです。

●青森味噌カレー牛乳ラーメン
「味噌カレー牛乳ラーメン」は味噌をベースにカレー粉や牛乳を入れたラーメンで、バターが自動的にトッピングされます。独自に調合された味噌のコク、カレーの刺激、牛乳のまろやかさ、さらにバターの風味が絶妙なバランスを醸し出しています。札幌から青森に拠点を移しサッポロラーメンの美味しさを広めようと研鑽を重ねていた佐藤清氏が、昭和40年代中頃に、味噌、塩、醤油のベースに、カレーや牛乳を組み合わせたラーメンを出したところ、意外な人気メニューとなったのが開発のきっかけだと言います。

青森 イベント編①

●弘前城雪燈籠まつり
雪化粧をした弘前城がライトアップされ、多数の雪燈籠やミニかまくらが立ち並ぶ「雪燈籠まつり」が開催されます。メイン会場の四の丸には、歴史的建造物などを模った大雪像が登場し、幻想的で詩情豊かな幽玄の世界へと誘います。大きな滑り台が作られるほか、雪を楽しむイベントも催されます。

●八戸えんぶり
八戸地方に春を呼ぶ豊作祈願の祭りです。えんぶりは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞い手が、馬の頭をかたどった大きな烏帽子を被り、頭を大きく振って舞うのが特徴で、その舞は、稲作の一連の動作である種まきや田植えを表現したものです。摺りの合間に披露される「えんこえんこ」や「松の舞」など、子どもたちによるかわいらしい祝福芸も観客を楽しませます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。

●十和田湖冬物語
白銀の世界が広がる十和田湖で、冬の祭典「十和田湖冬物語」が24日間にわたり繰り広げられます。会場には迫力満点の雪像や美しいイルミネーションが設置されるほか、雪灯ろうが会場内外に灯されます。冬空を色鮮やかに染める打ち上げ花火が行われるほか、かんじきフットパスをはじめとした体験なども楽しめます。

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