鍋といえば白菜。その白菜の効果とは。
寄せ鍋やたらちり鍋など鍋料理やお漬物など、家庭料理でも定番の野菜である白菜。漬物では程よいシャキシャキ感・煮込むとととけるような食感に変化しますし、味の主張もないことから幅広い料理に使われていますが、主役というよりは名脇役と言ったポジションの野菜です。
胃腸に優しい
白菜は、大根・豆腐と共に「養生三宝」と呼ばれ、精進料理で重宝されています。特に白菜は「胃を養う」として特に重要視され、「葉類の中でもっとも食すべきだ」とまで言われているんです。
白菜には食物繊維もしっかりと含まれているのに加え、水分が豊富に含まれていることで、消化もよく、緩下作用もあると言われています。
食べ過ぎや飲み過ぎの時には胃がダメージを受けているので、消化もよく栄養バランスもいい白菜は、体調不良時に最適の食材と言えるでしょう。
また、腸内をすっきりさせることは美容効果や健康維持に非常に効果的ですので、ぜひ白菜を摂取しておきたいですね!
抗酸化作用
白菜の外側の葉の部分にはβ-カロテンも含まれています。
白菜は淡色野菜に分類されますが、外側の色の濃い葉の部分は緑黄色野菜に近い栄養を含みます。β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養です。
β-カロテンは人参から発見されたカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用を持つため、老化予防、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。
また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換する成分で、様々な栄養素の働きを促進します。ビタミンAに変換したβカロテンは主に、免疫力のアップや皮膚や粘膜の保護、視力を正常に保つ効果などがあります。
美肌効果
白菜はビタミンCが豊富と言われています。野菜類で見ると中堅的な含有量ですが(19mg/100g)、意外なことにビタミンCが豊富なイメージのある多くの果物よりも含有量は多いのです。りんごや梨の約5倍、ザクロやスイカの約2倍程度の量になります。白菜の方がカロリーや糖分が低いので、肌だけではなくスタイル維持にも気を使いたい場合は心強い見方と言えるでしょう。ビタミンCは「抗酸化ビタミン」とも呼ばれ、ストレスや紫外線などから発生する活性酸素から体を守ってくれる代表的なビタミン。抗酸化だけでなくコラーゲンの生成と保持にも必要な成分ですし、メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの働きを阻害することでシミ予防・メラニン色素還元による美白効果などがあるとされています。
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