比べない犬

人間では考えられない感情を、犬たちは持っています。
でも、コレを読めば犬たちの本音がわかり、いつもの犬の行動が納得できます。
私たちは知らず知らずのうちに、いろんなことを比べています。

「あの人より私の方が若く見えるわ!」 
「お隣のお宅はよく遊びに行かれるけど、うちよりたくさん稼いでいるのかしら?」

さて、犬の場合はどうでしょう?

「となりのポチよりボクのえさの方が、しょぼいよ!」
なんてことを、犬は絶対考えません。

これは、辛抱しているのではなく、
犬は、他と比べることを知らないからです。
ボス犬になれなくても、ガッカリしたり、いじけたりすることもありません。
自分が下の位で、相手の方が上だ!と比較しないからです。
それより、自分の地位が決まったことに、ホッとしているのかもしれません。
なので、家の中では、みんなから守られ、いちばん安心して落ちつける最下位の地位でいることが、犬にとってはホントの幸せなのです。

飽きない犬

これにも、ビックリ!!! 知られざる犬の姿です。

犬は、飽きることを知りません。

ドッグフードも年中、同じです。
梅雨どきは少し食欲も落ちますが、食べないからといって違うものには変えません。
暑さに慣れれば、またいつもどおり食べだします。

「毎日、同じじゃかわいそうよ」といって犬のフードを変える必要はありません。
犬は、「毎日、同じでイヤだよ!」 とは感じてはいないのです。
それに、毎日、同じものを食べることで、
犬は内蔵を作りかえていくことができます。

本来、肉食の犬が、自分の内臓を、草食や雑食動物用に変えていくのです。
人間の勝手な思い違いで、フードをコロコロ変えると、
いつまでたっても丈夫な内臓にはなれず、
何を食べても健康な体づくりにはつながりません。

犬の嗅覚の不思議

犬がオシッコでマーキングをするのは、皆さん理解していますよね。
そうです。マーキングとは、犬が自分の縄張りを示すこと。
犬は、自分以外のオシッコの臭いをかぐと、その犬が楽しいのか?悲しいのか?という、相手の犬の気持ちまで分かっちゃうんだそうです。
犬はもちろん、今の自分の感情も、体調の良し悪しも伝えたりするんですって!
犬のオシッコなんてただクサイだけだと思っている私たちには、
想像できないですよね。

犬の不思議は、まだあります。

犬の肛門の近くに、肛門腺ってクサイにおい袋があるんですが、
ここをお互いくんくん臭って、犬どおしがご挨拶することってよくあるんです。
そのにおいで、いったい相手の犬が誰なのか?分かるらしいのです。

相手が分かるからこそ、犬の近親交配や同族の争いなども避けてこられたのかもしれませんね。 

だから、お散歩のときに何がなんでも、
犬にマーキングやにおいくんくんは絶対させない!なんていうのは、
犬の人格を無視しすぎですよ。

「そんなに好きだったら、他人に迷惑にならないところで、好きにしていいよ!」ぐらいの犬への配慮がなくてはね。
お散歩ではそういうコースを追加させて下さい。

犬のことを少しづつ理解していくと、今まで分からなかった、
というか考えもしなかった犬の気持ちが見えてくるでしょう。
犬の気持ちを、まったく無視して人間に全部合わせなさい!
では、犬の今までの歴史も経験もぜんぶ否定することになります。
人間社会において迷惑や妨げにならないこと。
そんな犬の習性は、ドンドン受け入れてあげましょうね。

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