みかん最大の栄養素は

みかんと言うと、ビタミンCなどのイメージがあるかもしれませんが、実はこのβ-クリプトキサンチンこそ、みかんの中で最も特徴的な栄養成分です。
β-クリプトキサンチンとは、カロテノイドの一種で、みかんのオレンジ色の色素を作り出しています。βクリプトキサンチンは、強い抗酸化作用を持ち、発がん物質から細胞を保護する効果があります。
また、β-クリプトキサンチンは、近年注目されている栄養成分で、骨粗鬆症の発症リスクの低下、肝機能障害や動脈硬化、糖尿病の予防、免疫力を高める効果などが期待されています。

生活習慣病予防に

みかんは果物平均の約4倍のβ-カロテンを含んでいるそうです。
β-カロテンはカロテノイドに分類される栄養で、β-クリプトキサンチンと同様、強い抗酸化作用があります。そのため、生活習慣病の予防やがん予防の効果が期待できます。
また、カロテノイドは必要に応じて、ビタミンAに変換するため、ビタミンAの効果も期待できます。ビタミンAには、目の健康を守ったり、皮膚や粘膜を正常に保つ効果があります。

免疫力の向上

みかんには、ビタミンCやクエン酸が含まれています。これはみなさんお馴染みの栄養です。
ビタミンCには免疫力をアップする効果があります。免疫力がアップすることで、風邪予防にも役立ちます。
ほかにも美肌効果や、病気、ストレスへの抵抗力を強めるなど、みかんに含まれるビタミンCは健康を保つうえでなくてはならない栄養素です。
みかんに含まれるクエン酸はダイエット、便秘の解消、疲労回復などに効果的な成分です。柑橘系の果物や梅干しなどに含まれている「酸っぱい」成分がこのクエン酸にあたります。
クエン酸で代表的なのは、疲労回復効果。疲れをとったり疲れにくいカラダをつくるために効果的です。

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