あの小さな体に秘められた効果!脳にも栄養を補給してくれるししゃもの力
オスもメスもおいしくいただけますが、とくにお腹にたくさんの卵が詰まった産卵期のメス、いわゆる「子持ちししゃも」は格別です。
プチプチとした食感がたまりませんし、頭から尻尾の先まで食べられるので、様々な栄養が一度にとれる優れた食材です。
注目の栄養素EPA
ししゃもに含まれている栄養のなかで、昨今注目を集めているのがEPA(エイコサペンタエン酸)。
EPAは、アレルギー反応を促進させる酵素の働きを阻害する効能がある栄養です。EPAを摂取することでアレルギー反応が緩和され、痛みや痒みといった症状が改善されるのです。
花粉症やアトピーなど、アレルギーの症状に悩まされている方は、ししゃもに含まれるEPAを摂取すると症状の緩和が期待できます。
EPAの効能には抗血栓作用もあります。血管を柔軟にして血液をサラサラにするとともに血流も良くするため、動脈硬化や脳梗塞などのリスクの軽減につながります。
脳にも栄養を
ししゃもを食べることで、DHA(ドコサヘキサエン酸)を効率的に摂取することができます。
DHAは、記憶力・学習力を高める効果があるため「頭のよくなる栄養素」といわれています。脳を構成する神経細胞の膜の中に存在し、神経伝達を活性化する効能があります。
DHAは魚の脂肪に多く含まれており、とくに眼の裏側にあたる眼窩脂肪はDHAの宝庫です。
目玉だけを食べるにはちょっと勇気がいるかもしれませんが、ししゃもなら丸ごと一匹食べられるので、効率的にDHAを摂取することができます。
ビタミンB2が豊富
ししゃもをたくさん食べると、元気に活動できるようになります。その秘密のカギを握るのが、ししゃもに豊富に含まれているビタミンB2。
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、糖質や脂質を分解して体内の代謝反応を促進する効能があります。
活発に運動する人ほど必要量が多い栄養素ですが、余分に摂取しても尿に溶けて体外にでてしまうため留められません。そのため、必要に応じて補給しなくてはならないのです。
ビタミンB2を補給したい、そんなときこそししゃもが便利。手軽に食べられてビタミンB2を簡単に摂取できるので、エネルギー供給源にぴったりなのです。
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