ストレス軽減

キャベツは100gあたり41mgとビタミンCを多く含む野菜です。生のまま食べることに抵抗が少ない野菜でもありますから、ビタミンCを損失せずにしっかりと補給しやすい存在でもありますね。ビタミンCはストレスによって分泌される抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)の合成に必要であり、精神的なものだけではなく紫外線や喫煙・疲労など様々な“ストレス”によって大量に消費されることが分かっています。このためしっかりとビタミンCを摂ることでストレス抵抗性を高め、ストレスによる心や身体の不調を起こしにくくなると期待されています。キャベジンによる胃粘膜保護作用もありますから、ストレス性の胃痛などがある方にも適していると考えられます。

免疫力向上

キャベツに豊富に含まれているビタミンCは免疫力を高める働きも持っています。抗ウイルス作用を持つタンパク質インターフェロンの分泌促進作用・ビタミンCそのものが外敵と戦う働きも持つとされていますし、間接的な働きとしてコラーゲン生成促進によるウイルス侵入抑制・腸内フローラ改善による免疫力向上・抗酸化作用による免疫力低下予防なども考えられます。
これらの働きからビタミンCは免疫力を高めて風邪予防などに役立つと考えられています。また抗ヒスタミン作用によりアレルギーを軽減する働きも報告されています。キャベツに含まれているキャベジンにもアレルギーを引き起こすゲニンとなるヒスタミンの遊離を抑制する働きが・イソチオシアネートにもアレルギー抑制効果が報告されていますから、ビタミンCと合わせて花粉症などのアレルギー炎症緩和にも効果が期待されています。

アンチエイジング

キャベツに豊富に含まれているビタミンCは抗酸化作用やコラーゲン生成作用があり、美肌作りのベースとしても意識的に取り入れられることが多い存在です。ビタミンC含有量が多いことに加えイソチオシアネートにも抗酸化作用がありますから、肌老化予防や内側からの紫外線対策に役立ってくれると考えられます。ちなみにキャベツにはビタミンCと合わせて摂取することで相乗効果を発揮するビタミンEやβ-カロテンも含まれてはいるものの、含有量は微量です。緑黄色野菜などと組み合わせるとアンチエイジングや美肌作りには効果的です。

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