“コーヒーと和菓子“という新しい日本の食文化

日本とフランスの友好160周年を記念してフランス・パリを中心に開催されている、大規模な複合型文化芸術イベント「ジャポニスム 2018:響きあう魂」にて、味の素AGF株式会社(以下、AGF)が、コーヒーと和菓子の組み合わせを体験する参加企画《和菓子ライブパフォーマンスSupported by AGF®「煎」》を、2018年10月11日(木)(現地時間)にフェランディ フランス料理高等専門学校にて開催いたしました。

歴史と伝統があるフェランディ フランス料理高等専門学校にて、生徒や一般の方など約100名が参加し、“コーヒーと和菓子“という新しい日本の食文化を愉しんだそうです。日本の食文化である和菓子は、国の内外を問わず和菓子の啓発活動をする団体「チーム和菓子」から、東京製菓学校 学校長 梶山浩司氏、両口屋菓匠 清水利仲氏、大野屋 安藤耕一氏が、参加者の目の前で、どら焼きや、練り切りなど色とりどりの和菓子の実演を行いました。会場では、美食の国フランスで人気が高まりつつある和菓子と、コーヒーの融合という普段経験することのない“日本”に触れた参加者は「マニフィーック!」と感嘆の声が飛び交いました。

ドミニク・ブシェ氏など多くのスターシェフと親交が深く、40年にわたり仏料理界を追い続けるジャーナリストジェラール・ジルベール氏は「香りがよく軽やかなコーヒーは、いただいた甘味の強い和菓子にとてもよく調和していました。だから豆の配合や焼き方に興味を持ちましたね。和菓子職人の繊細で美しいパフォーマンスを見ることができたことは、とても刺激的な経験でした。舌触りの滑らかな抹茶のフィナンシェ、もちもちした食感のわらび餅はすばらしかった!」とコメントされており、パリの5つ星ホテルでシェフパティシエとして腕をふるい、現在は20区にある「シュクレカカオ」のオーナー・パティシエとして活躍するジェームス・ベルティエ氏は「同じ職人として、彼らの動きを見ているだけで完璧な菓子を手掛けているのがわかります。苦みが少なくロースト香のあるコーヒーは、どら焼きなどの香ばしい和菓子にあいますね。僕はコーヒーが好きで毎日何杯も飲むのですが、このAGF®「煎」のようなナチュラルな味わいのコーヒーは飲みやすくて好きです」とコメントされております。

「チーム和菓子」とは

全国和菓子協会が優れた技術者として認定した「優秀和菓子職」のみで構成する団体で、現在131名が所属し(2018年時点)、日本国内外で活動し、和菓子の技術やすばらしさの普及啓発活動を行っているようです。今回のイベントでは「海外での和菓子実演は大変だけれども、直接触れ合うことで材料や背景など和菓子を深く伝えることができる。歴史ある料理学校フェランディでは、有名シェフやパティシエ、ジャーナリスト、講師や学生など、和菓子への関心が高いひとたちが集まってくれたので、刺激になりました」とコメントされております。

日本で「コーヒーと和菓子」は日常的に食するものだと思いますが、
美食の国フランスでは珍しい組み合わせだったのかと思うとちょっと面白いですね。

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