はじめに

ワサビというと、お寿司やお刺身を食べる時に鼻にツーンとするイメージが有りますね。ワサビは意外にも食物繊維やカリウム、カルシウム、数種類のビタミン類を含んでいます。その中でもビタミンCの含有量100 gあたり75 mgであり、柑橘類に劣らないほど豊富に含んでいます。
今回はそんなワサビについて少しですが、紹介したいと思います。

ワサビ

ワサビとは、日本原産の数少ないアブラナ科ワサビ属の香辛野菜です。刺身を食べる日本固有の文化に根ざした世界に誇る香辛料のひとつです。ワサビを食用として利用するのは、世界的に日本と台湾、中国の一部の地域だけといわれており、食中毒予防や生魚の消臭などに効果的です。日本の主な産地は、長野県や静岡県、岩手県、島根県です。
一般的にワサビといえば、沢ワサビ、あるいは畑ワサビのことをいいます。沢ワサビは、水ワサビともよばれ、常緑多年草で、北海道から九州まで深山の渓谷に自生しています。
畑ワサビは、陸(おか)ワサビともよばれ、植物学上は沢ワサビと全く同じもので、比較的湿気の多い冷涼な土地で栽培されたものをいいます。

効果

ワサビには抗菌効果があります。ワサビに含まれるアリルイソチオシアネート(AIT)の抗菌作用は比較的強く、腸管出血大腸菌O-157などの細菌をはじめ、酵母、カビなどの幅広く抗菌効果をもつ特徴があります。アリルイソチオシアネート(AIT)は食品などの対象物に直接添加するよりも、気化した状態で接触させたほうが、抗菌効果が高いことが報告されています。最近では、食品とともに包装することで、内部をアリルイソチオシアネート(AIT)蒸気で満たし、微生物の増殖を抑えるような製剤が利用されています。

ワサビは消化を助け、食欲を増進させる効果があります。ワサビを食べると、その刺激的な香りで唾液の分泌が促され、胃腸などでも同様に内壁が刺激されて消化液の分泌が高められます。

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