もはや日本の食卓でも定番の調味料「ラー油」

「ラー油」は植物油の中でトウガラシなどの香辛料を熱した調味料で、辛味が強いので四川料理や中国料理などの辛味が強い料理では多用されています。餃子など中華料理のお供として使われることが多い調味料として、今では日本の食卓の定番にもなっていますね。

辛い調味料というイメージですが、本場のラー油は色々な味がついているものも多いそうで、日本では点心系に使うイメージが多いですが実際はネギやニンニクも入っているそうです。

実は栄養満点の「ラー油」

「ラー油」は辛いだけと思われがちですが、多くの栄養が詰まっています。本格的なものになると、ゴマ油のなかに山椒やネギ、生姜、ニンニクと様々な薬味が入るので、数種類の薬味の栄養を同時に摂ることが可能なのです。さらに、元となるゴマ油には油でないと吸収できない脂溶性ビタミンEやビタミンKを効率的にとれ、抗酸化作用が高い事でも有名です。

抗酸化作用の他にも、美容効果があります。ラー油に含まれている栄養の中でも最も多いのがビタミンEやビタミンKなどの抗酸化作用の強い脂溶性ビタミンなので、活性酸素を抑えて若返り効果があります。さら辛味のもとであるカプサイシンが胃腸の機能を促進するので夏バテの特効薬にもなります。ただし、カロリーは割と高いのでかけすぎには注意しましょう。

「ラー油」のカロリーは高い?

「ラー油」のカロリーは1gあたり10キロカロリーほど。小さじ1に換算すると50キロカロリーとなります。あまり高いカロリーではありませんが、ただ他の料理と一緒に食べることを考えると、比較的高いといえるかもしれません。使用する量によってカロリーも当然変化しますから、多く使いすぎないようにしていけば、ダイエットの方が避けるべき調味料ではありません。麺類の中にはラー油を多く入れているものもありますが、ラーメンなどの麺類自体カロリーが高いので、それに加えれば高カロリーの食品となってしまいます。しかし餃子のつけだれとして使用する場合、ラー油を少量入れる程度であれば小さじ1もありませんから、ダイエット中でも少量のラー油を使えば全く問題はないものなのです。

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