うなぎの力
スタミナ食材の代表格であり、土用の丑の日にも欠かせない鰻(ウナギ)。代表的な料理法である蒲焼き一つでも関西風・関東風と違いがありますし、秘伝のタレも店によって味が違うなど奥が深い存在。塩やわさび醤油などでアッサリと頂く白焼きも全く別の美味しさがありますね。
免疫力向上
栄養豊富な食材と言われるうなぎですが、中でも特出して多いのがビタミンA(レチノール)です。生100gあたりのレチノール量は2400μg・蒲焼きであっても1500μgと魚介類トップクラスの含有量です。ビタミンAは粘膜や皮膚の生成・維持に欠かせない成分で、皮膚粘膜を健やかに保つことでウィルスなど外敵の侵入を防ぐという役割もあります。このため適切なビタミンA(レチノール/β-カロテン)の補給は体全体の免疫力を高めることに繋がると考えられます。
ビタミンAが豊富なことに加え、うなぎには免疫系の正常な機能をサポートする働きが期待できるビタミンとして注目されているビタミンDも比較的多く含まれています。ビタミンDの摂取量が多いほどインフルエンザ発症率が低いという報告もなされていますし、免疫力を調整することで花粉症や喘息などのアレルギー症状緩和にも繋がるのではないかとも言われています。うなぎはアルギニンなど免疫細胞活発化作用が報告されているアミノ酸も含んでいますから、複合して免疫力のサポートとしても役立ってくれます。
目の健康に
うなぎにはビタミンAが非常に多く含まれており、1串のかば焼きで成人が必要とする3日分のビタミンAを摂取することができます。ちょっと驚きですよね。うなぎの肝にはさらに多く含まれており、100gあたりのレチノール含有量は身の約2倍になります。
ビタミンAは皮膚や目、口、鼻、のど、肺、内臓などの粘膜を健康に保つ効果があります。また、皮膚の上皮細胞の入れ替わりを活発にするので、美肌・美容の効能も期待できます。
さらに、ビタミンAは目の網膜にあるロドプシンという物質の主成分になります。ロドプシンが正常化することで、眼精疲労や視力の回復効果も期待できます。
ビタミンAは動物性食品に含まれる「レチノール」と、植物性食品に含まれる「カロテン類」がありますが、うなぎは動物性食品のため、レチノールが多く含まれます。
レチノールはうなぎ、あんこう、レバーなどに多く含まれています。カロテン類に比べ、レチノールの体内の吸収率は高く、70~90%ほどが吸収されます。うなぎに含まれているビタミンAは効率面でも優れてるんですね。
筋トレにも
これはあまり知られていないのですが、うなぎには良質なタンパク質が豊富に含まれています。
うなぎは脂質が多くカロリーが高めなのが欠点ですが、1尾あたりのタンパク質含有量は36.8gと非常に多く、肉類に匹敵するほど優秀です。
タンパク質は筋肉や臓器、皮膚や爪の構成要素となる働きや効果があります。筋トレ中の方などしっかりと運動をして、ガッツリとタンパク質を摂りたい方にはおすすめです。
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