はじめに

今回もアミノ酸の1つのメチオニンについて紹介したいと思います。
これまでも体の中で作ることの出来る非必須アミノ酸と、食事などから栄養として摂取しないといけない必須アミノ酸がある事を紹介しましたが、
今回のメチオニンというアミノ酸は、体の中で作ること出来ない必須アミノ酸に部類しますね。このメチオニンというアミノ酸はどういう効果を持っていて、どんな食材から栄養として摂取出来るか紹介していきたいと思います。

メチオニン

メチオニンとは硫黄を含んだ含硫アミノ酸で、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸のひとつです。鶏肉・牛肉・羊肉などの肉類や、マグロ、カツオなどの魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐・納豆などの豆類や加工食品、ナッツ類や全粒小麦などに含まれています。
体内では、アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度を低下させる働きを担っています。また、肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進し、脂質を乳化する働きもあります。その他、うつ病や統合失調症を改善する効果があるとされています。さらに、メチオニンは育毛や発毛にも効果を発揮します。

効果

メチオニンには、肝臓の老廃物や毒素を体の外に排出して代謝を促進する働きがあります。代謝が良くなることで、血液中のコレステロールを燃焼させ、肝臓への脂肪の蓄積を防いでくれます。また、脂肪を乳化する働きもあるため、アルコールや脂肪の過剰摂取による脂肪肝を防いで肝機能を保護してくれます。したがって、脂肪肝の進行によって起こる肝硬変や動脈硬化などの発症リスクも低下するため、肝機能の維持に重要な成分といえます。

メチオニンは、毛髪の健康はもちろん、薄毛や男性型脱毛症、抜け毛対策を考える上でも重要視されている要素となっています。
髪の99%は、約18種類のアミノ酸が結合してつくられたケラチンというたんぱく質からできています。メチオニンが毛髪に占める割合は1%程ですが、毛髪の健康に深く関係しているのです。メチオニン不足が続くと薄毛や抜け毛の原因となるといわれています。

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