牛、豚、鶏、それぞれのお肉の栄養効果!
それぞれお好みのお肉があると思いますが、お肉にはそれぞれ栄養効果が違います。栄養をしって、より美味しくいただきましょう!
牛肉
「牛肉」は良質なタンパク質、脂質に恵まれ、ビタミンB1、B2,、B12,、そして、鉄や亜鉛、リンなどのミネラルも豊富に含まれています。特に肉や魚に含まれるヘム鉄は、野菜に含まれる非ヘム鉄よりも5~6倍も吸収率がいいんです。鉄分をしっかりとることができれば、貧血や疲労倦怠感の改善に効果があります。
また、特にたんぱく質は8種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているので筋肉や骨等を作ったり、子どもの発育・発達には欠かせな栄養源でとなります。
豚肉
「豚肉」にはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。中でも、ビタミンB1がたくさん含まれています。牛肉や鶏肉に比べて5~10倍ものビタミンB1を含有しています。このビタミンB1は糖質のエネルギー代謝に関わっているほか、エネルギー代謝の過程で発生する疲れの原因になる乳酸が溜まるのを防ぐ効果もあります。ビタミンB1が不足すると、疲労倦怠感や情緒不安定、手足のしびれなどの症状を感じることがあります。
また、抗酸化作用を持つビタミンB2、ビタミンEも豊富に含んでいるので、老化やガンの原因になる活性酸素を除去したり、動脈硬化の原因になる過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあります。
鶏肉
「鶏肉」は肉の繊維が細くてやわらかいので、タンパク質の消化吸収に優れています。鶏肉には人の身体で合成することのできない必須アミノ酸のメチオニンが豊富に含まれています。メチオニンは肝機能を強化したり、肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐ働きがあります。
また鶏肉の脂質には他の肉類とは異なり、オレイン酸やリノール酸が豊富に含まれており、これらには血液中のコレステロールを減らす働きがあるといわれています。また、鶏肉にはレチノールが多く含まれていて、このレチノールは身体の中でビタミンAの働きをします。レチノールは皮膚や粘膜を保護して肌荒れや乾燥肌になるのを防ぐ働きがあります。手羽先や鳥の皮にはコラーゲンがたっぷり含まれているので、レチノールとコラーゲンの相乗効果で美容に効果を発揮してくれます。
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